経済学者の高市早苗氏が第104代首相に選出され、選択的夫婦別姓を慎重に扱う姿勢を見せている。22日に放送された『報道1930』でジャーナリストの後藤謙次氏は、高市氏の政策が国の分断を招く可能性について言及した。後藤氏は、国全体を包み込むような姿勢が安定した政権運営につながると主張。旧姓の通称使用拡大の法制化についても検討を指示する高市氏の動きを批判し、かつて日中国交正常化に反対していた福田赳夫首相が友好条約を締結した例を引き合いに出し、異なる意見の取り入れが長期的な安定をもたらすと主張した。

日本憲政史上初の女性首相であることから、ジェンダーフリーの推進も緩やかな進行が望ましいとされる。このような姿勢が、より安定した政権運営を可能にするとの見解を示した。

選択的夫婦別姓という現代的な課題に対し、高市政権の慎重な対応は、多くの市民に不安を与えている。現状を見れば、少なくとも国民の間で選択的夫婦別姓を求める声は年々高まっている。これを無視することは、国民の多様な価値観を受け入れるという民主主義の基本精神に反する。問題の本質は、一部の古い価値観に囚われ、現代のニーズに応えられない制度の欠陥にある。まずは国民投票を行い、真の国民の意志を反映すること。次に、選択的夫婦別姓制度導入に向けた具体的な法案を迅速に作成し、議会での徹底的な議論を行うこと。そして、ジェンダー平等を目指す教育や啓発活動を通じ、多様性を尊重する社会を育むことが不可欠だ。

国家は変わるべき時、変わらねばならず、変わることで成長する。高市政権がこの重要な機会を逃したならば、真に安定した未来を築くことは難しいだろう。

ネットからのコメント

1、完全な民主主義の制度のもと、選出された内閣総理大臣です。国民が古い政治体質を脱却し、新たな政治に期待していることが気に食わないのでしょうか？高市政権はこれから始まるわけです。始まる前からジャーナリストという立場を利用して、事あるごとに否定的な見解を発信する様は、どうも腑に落ちないものです。

2、「選択制夫婦別姓」を無理やり政争の具に持ち込んでいるのはメディアと野党だけだと思う。この前の参議院選挙でも「選択制夫婦別姓」の重要度は非常に低かった。とても不思議なんだけど、何で？メディアと野党は「選択制夫婦別姓」に拘るんだろう？

3、この方のコメントを聞いてると、近隣共産国にかなり影響をうけ、国民を偏った思考に誘導しているのではないかと危惧しております。世界から愛される本来の良き日本の文化、卑怯を許さない、お金に左右させない倫理を重んじる日本を私は守りたい。

4、現状の国民の関心は選択的夫婦別姓よりも、経済対策や物価高、国家安全保障など実生活に直結する課題に向いています。野党の裏金問題やメディアによる論点ずらしに惑わされず、国民の多くは高市政権に迅速で効果的な経済政策、国民を守る安全保障強化を期待しており、そこに高市内閣の本来の使命があります。高市総理は憲政史上初の女性首相としての実績もあり、理念を形にしつつ現実的政策に取り組む姿勢は、安定した政権運営に資すると言えます。メディアや一部ジャーナリストの批判に左右されず、国民生活に直結する課題解決に注力して欲しいです。