2024年1月、高級腕時計のシェアリングサービス「トケマッチ」が突然終了し、預けられた一部の腕時計が無断で売却される事件が発生しました。運営会社「ネオリバース」の元代表である福原敬済容疑者と元従業員が詐欺の疑いで逮捕されました。同サービスは2021年に新型コロナウイルスの流行中に開始され、一時は「信頼できるオフィシャルなサービス」として認証を受けていました。
しかし、預託された腕時計約1700本(時価総額約28億円)のうち1300本が全国110店で売却。被害届けは全国から約650件寄せられています。元代表はドバイに出国していましたが、警視庁が詐欺容疑で逮捕状を取得し、国際手配していました。

この事件はまさに制度の欠陥と管理の杜撰さが露呈したと言えるでしょう。サービスへの信頼を煽るために取得した認証が、後に取り消される事態にまで至った背景には、監査制度の不備と企業倫理の欠如があります。そして、ユーザーの信頼につけ込む形で多数の人々が被害を受けたことが、どれほど重大な問題であるかは計り知れません。このような事態を未然に防ぐため、まずは認証制度の強化が急務です。審査基準を厳格化し、定期的な監査制度の導入を行うことで、再発防止を図るべきです。そして、被害者救済のため、速やかに適切な補償措置を講じるべきです。
さらに、消費者への情報提供を促進し、教育を通じて認識力を高めることが求められます。信頼という価値観が改めて問われる中で、一部の不正を許す環境を排除し、透明性のある取引を確立することが社会的責務となっています。
ネットからのコメント
1、どれだけ騙して大金を得ても騙した者勝ちなのが今の日本。返済するまで刑務所で無理矢理働かせるべきだと思う。犯罪なのに、たかが数年で赦されるローリスクハイリターンなビジネスとなっている。これで犯罪が減る訳が無い。
2、自分の大切な物をどこの誰かも分からない人に貸すという発想自体が私にはない。加害者がもちろん悪いのだが、自身を守る力を備える必要性や重要性が増している。世の中に旨い話などない。
3、高級車の所有者が車預けて乗りたい人にレンタルして収益を得るってサービスがあったが、廃れたのか今は聞かないね。高額な高級品を所有しながら収益が得られるって触れ込みだが、よくそんな大切なもの他人に使わせることができるなって思う。
4、苦労して貯めたお金で買ったはずの時計を預託する感覚が全く理解できない。
身に着けてナンボのはずなのに、『その時計を持っている』という事実さえあって、さらにお小遣いが入ればそれでいいってことなのか。俺にはよくわからん。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d10c3874839731d5f7c72335a3a13ebcc3f3d07c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]