東アジアの政治情勢が緊迫する中、イスラーム法学者の中田考氏は日本外交の無能さを指摘しています。特に、高市政権によるクールジャパン政策の失敗が目立ち、日本の文化戦略が中東での影響力を失った要因とされています。サウジアラビアがアニメを含むエンターテインメント産業を成長エンジンとして位置づける中、日本はその潜在力を十分に活かせず、文化浸透の決定的な機会を逃していることが強調されています。
サウジの公的投資基金が『ドラゴンボール』テーマパークなどを通じて日本のアニメの展開を進める中、日本は戦略的な文化外交を欠き、中国や韓国の台頭に押される形でその存在感を縮小しています。

日本の外交とクールジャパン政策の失敗は、文化戦略の欠如という深刻な問題を浮き彫りにしています。まず、日本政府はアニメなどの文化コンテンツを一方的に提供するだけで、国家戦略としての変換を怠ったことが大きな問題です。中東における日本語教育の不備や文化拠点の欠如が、日本の影響力低下の原因として挙げられ、これは国際競争力を著しく損なっています。韓国や中国が自国の文化を国家戦略として積極的に推進し、言語教育を含む文化浸透に成功している中、日本はその差を埋める必要があります。具体的には、日本アニメを通じた日本語教育の強化、官民が連携した包括的な文化外交の展開、現地文化との双方向的な交流の促進などが求められます。
国家の文化戦略を欠いた結果、日本は「何も残らない文化国家」としての危機に直面しており、早急な改革が必要です。
ネットからのコメント
1、中田氏がアニメやマンガに興味が無いだけでしょ。クールジャパンは即効性もなく、具体的な成果も利益も出していないように見えて、実は外国人の心に静かに刺さっている。来日した事もなく、日本の事をよく知らないのに日本贔屓の外国人は確実に増えている。こうして日本を好きになってもらう事は外交にとって重要である。中田氏の勝手な解釈で判断するには思慮が足りないと思う。
2、いつから世界的イスラーム法学の権威なんぞになったのやら。こういう肩書でふんぞり返り、あたかも自分の見識のみが絶対的で素晴らしく、それ以外は自分の思想によって導かれていくべきだ的な方には、孔子院とかナントカ堂の持つイデオロギーが紐づいた教化システムがしっくりくるんでしょうね。そんなん有難がるから、イスラムの世界じゃ争いが絶えないんじゃね?マンガやアニメ業界の構造的な負の側面をどうにかしなきゃいけないってトコだけは賛同するけど、それ以外は、自分の思い通りにいかない日本憎しの感情しか読み取れなかったよ。
3、そこまでアラブを意識しなくても良いと思うけどな。今まで通りで、少し政府の肩入れをしてもらうだけで良い。何故ならば、アニメや漫画は自由でなければならない。そこに国が入ると、どうしても国の考えに沿った芸術となる。今までとおり、作家やクリエーターの思うがままの作品を作って欲しいな。
4、まあ、何を言うかと思っていたら案の定、高市氏批判。進撃の巨人の一フレーズで高市日本への投資を求め喝采を浴びたと言う記事を見た後にこの記事を読むと「なんだかな~」と思う。思いの限りを書くのは自由なのですが読むならストンと落ちる記事を読みたいものです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1145215c8cd35ad9c6362cca684c8a22145902e8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]