真空ジェシカは2025年のM-1グランプリ決勝で5番手として登場しましたが、1点差で最終決戦進出を逃しました。漫才の時間を手厚い「つかみ」に費やした結果、彼らの漫才は大会規定の4分を超えて4分57秒となり、これが最終的に彼らの得点844点に影響を与えました。審査員の博多華丸・大吉は、ネタ時間が長すぎたことを指摘し、もっと短くすれば加点の可能性があったと述べました。
この結果に対し、川北茂澄は「つかみが多すぎた」と反省し、時間配分ミスを認めました。

漫才の規定時間を超えたことが真空ジェシカの得点に影響を与えたのは明白ですが、そもそもその規定が現代の漫才スタイルに合っているのか疑問が残ります。この問題の背景には、競技漫才のルールが創造性よりも時間内の完結を重視している現状があります。そのため、より柔軟な時間設定や評価方法を導入するべきです。具体的には、1. 審査員による実質的な内容評価を強化、2. 漫才スタイルに応じた時間設定の見直し、3. 観客の反応を得点にもっと反映するシステムの採用などが挙げられます。漫才は芸術であり、その評価が硬直化してしまうと才能の芽を摘むことになりかねません。これは創造性を奨励し、新しい才能を発掘するために重要な課題です。
ネットからのコメント
1、決勝に進出する回数が多くなるほどそのコンビの漫才に慣れてきて、期待値を上回れないと「いまひとつ」の評価を得てしまうことが多々ある。真空ジェシカやヤーレンズは面白かったのに、なんとなく観ている方が慣れてしまったような気がして。男性ブランコは2回戦で敗退だし、オズワルドあたりも決勝まで来るのはもう難しそう。敗者復活戦でこれまでとは趣向の異なる見事な漫才を見せたミキでさえ、決勝に進ませてもらえなかった。そういう意味では初の決勝で戴冠した たくろう はチャンスをしっかりものにした。赤木のキャラに周囲が慣れてしまうと、今年のような爆発力が薄れてしまう。ドンデコルテは来年が最大のチャンスだけど、渡辺のキャラがバレてしまった。下手すると今年のエバース(2本目も面白かったのに、初決勝のたくろうとドンデコルテの勢いに飲み込まれてしまった)のようになってしまうかも。
2、削ろうと思えば削れるけどそれをしてしまうと真空ジェシカの良さが失われる部分も出てくる。大吉先生がはっきりと制限時間の事も言われていたので、審査員の人たちは時間は意識しているんでしょうね。
もし時間内近くに抑えてたら減点はなかったかもだけど、笑いの量と真空ジェシカの良さが消えて得点が伸びなかったかもしれない、それでも、M-1をレギュラー番組と言って周りを納得させるだけの実力はさすがでした。
3、結果的に最下位になっためぞんまで、面白くなかったコンビや損したコンビが一組もいないかなりポジティブな大会になったと思います。昨年少し評価を落とした感があったヤーレンズもちゃんと面白く戻ってたし真空ジェシカも相変わらずセンスが爆発してたしエバースも評判通りの実力を発揮していた。その中でも去年のバッテリィズのように知名度の低かったたくろうやドンデコルテは1本目で完全に掴んでお客さんに「もっとちょうだい!もっと見たい!」という気持ちにさせてた分勢いが違ったように感じました。1本目よりさらに沸かせたドンデコルテで決まりかと思ったらそれを凌駕する笑いを産んだたくろうは圧巻。優勝確定演出でもある今田の笑い泣きも出たし文句無しでした。
4、ネタ単体だけ見ればつかみが長かった。それに尽きると思う。常連組って笑い飯化してしまう傾向があるよね。
それも仕方ないし、そもそも何回も決勝進むだけでまじで凄いことやから余計に悔やまれる。ジャルジャル、かまいたち、和牛、オードリーとか出場年が違えば優勝できたかも知れないメンツもこればかりは選べないからな。どこの世界も同じよね。ウサイン・ボルトとかディープインパクトの影に隠れた名選手、名馬も数知れず。そういう意味で優勝したコンビは本当に凄いし、これからの活躍の期待感しかない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8e263a1509ac4e41e6aab8384078f793bbe59ea5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]