熊本県で最大震度7の地震が発生した後、7月30日、木村敬知事は県内の被災地で活動を希望するボランティアに対し、当面の間、現地入りを自粛するよう要請した。知事は「受け入れの態勢が整ってから来てほしい」と説明。被災直後の混乱や安全確保、支援受け入れ体制の不足を踏まえた対応となった。
災害が起きると「何か力になりたい」と現地へ向かう人が増える。しかし、善意だけでは被災地を支えられない。受け入れ準備が整っていない段階で大量の人が入れば、道路や避難所、行政の対応能力を圧迫し、本来救助されるべき人への支援が遅れる危険がある。問題の本質は、災害時のボランティア調整や情報共有の仕組みが、毎回現場任せになりやすい点にある。改善には、①自治体と民間団体による事前登録・配置制度の強化、②被災直後から機能する情報発信システムの整備、③専門的な訓練を受けた支援人材の育成が必要だ。善意は尊いが、正しい形で届かなければ負担にもなる。災害支援で問われるのは「行く勇気」ではなく、「役に立つために待つ判断力」である。感情だけで動く社会より、冷静に命を守れる社会こそ強い。
ネットからのコメント
1、被災地は助けたい気持ちだけで入れる場所ではありません。受け入れ態勢が整う前に大勢が集まれば、食事や宿泊、道路や駐車場まで限られた資源を使うことになります。ボランティアも報道機関も、その点は同じだと思います。伝える役割は大切ですが、取材が復旧や救助の妨げになれば本末転倒です。現地の負担を少しでも減らすため、必要な人数や方法を見極めて行動する姿勢を、メディアにも徹底してほしいと感じます。
2、ボランティアって、支援って自分が目立つための者じゃないと思います。静かに水のように必要なら形を変えて浸透していくような活動であるべき。そこにボランティアの人達の承認欲求はいらないと思います。必要とされる時期まで待ち、必要な時期が来たら静かに活動して自立した状態で活動し静かに帰宅する。被災した人の負担にならないように配慮は必要だと思います。募金も。私がしました!と言わなくていい支援。被災した方が楽に少しでもなるならその活動を私が私がと表に出さなくていい。さらに、被災地域であれしてこれして、思うのと違うと不満を言って好き勝手して帰宅するのもそれはボランティアではなく、ただの野次馬。
3、ボランティアの自粛要請は助けは不要という意味ではなく、まずは現地で安全確認と受け入れ準備をする時間をくださいという合図です。災害直後は崩れやすい場所も多く二次災害のリスクがかなり高い状態です。行政や社会福祉協議会も被害状況の把握に追われており一般のボランティアに指示を出したり安全を確保したりする体制がまだ整っていません。このタイミングで個人が現地へ入ってしまうと渋滞を引き起こして救助隊の邪魔になったり最悪の場合は自分自身が被災して迷惑をかけてしまったりすることもあります。手伝いたい気持ちがあるときほど焦らずボランティアセンターのHPやSNSで最新情報をチェックして募集が始まってから動くのが一番だと思います。
4、自分も熊本へのボランティアを検討しておりました。ただ…1、被災された方々・救援されている方々の移動経路を奪わない2、物品を調達する場所・機会を奪わない3、寝床・休息地を奪わないもっと考慮することはありますが、最低でも、この3点を守らないと、ボランティアへ行ってはいけないと考えております。
現状は、まだ、一般ボランティアが行動するフェーズでありません。ボランティアセンターも開設したばかりとHPで拝見しました。一般ボランティアが求められる機会は必ずあると思うので、それまでに準備をしっかりして、その時を待ちたいと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a047b6305b6cbea72fdb7192398b0051138c04d6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]