29日、熊本県嘉島町の「イオンモール熊本」で爆発事故が発生した。イオンの吉田昭夫社長は会見で、全国141の自治体と防災連携する中核施設として安全確保を最優先に、全国のイオンモールでガス設備などの緊急点検を実施すると発表した。避難誘導は約30分で完了したが、テナント従業員3人が死亡し、3人の安否が未確認。施設は2005年開業、2016年熊本地震後に復旧、2018年に増床した。

大規模商業施設が地域の防災拠点として期待される一方で、最も重要な安全管理に想定外が残されていたことは重大な問題だ。特に多くの人が集まる施設で、ガス設備の事故リスクを完全に防げなかったことは、企業だけでなく社会全体が向き合うべき課題である。原因究明を「想定外」で終わらせれば、同じ悲劇は繰り返される。必要なのは、①全国施設の設備点検基準を抜本的に見直すこと、②ガス漏れや爆発を想定した実践的な避難訓練を定期化すること、③従業員が危険区域へ戻らない判断を徹底できる教育体制を整えることだ。
安全は企業イメージを守るための宣伝文句ではなく、人命を守る最低条件である。地域から信頼される施設ほど、その責任は重い。便利さや規模を誇る前に、命を守る仕組みを誇れる社会に変えなければならない。
ネットからのコメント
1、︎経営への影響について吉田社長は「今考える余裕はない。まずは人命救助に集中し、経営の立て直しは二の次だ」と述べた。吉田社長は、会見や説明が早く、把握できたことから共有してくれている姿勢が、人々に寄り添っている感じがして好感をもちました。このタイミングで、経営への影響について質問された時の回答も、本当に心があると思いました。想定外なことは起きるでしょうが、その時の対応は、人柄がでますよね…。
2、「想定外」という言葉は東日本大震災の時によく使われましたが、今回も地震であれほど大規模なガス爆発を誰が予測できたでしょうか…。経産省が、ガス事業者に対し関連設備の健全性について、速やかに点検を実施し確認するよう要請したのは当然の流れと言えましょう。人は「想定外」から対策を学びますが、自然災害というのは、また別の「想定外」を作り出してきますよね。
とても敵わないし、備えをして、あとは「想定内」で収まるよう祈るしかないのだろうなとつくづく思います。
3、以前私はイオングループ会社の社員でした。以前からイオンは災害に会った時の現地の皆さんの復興拠点になるべく、いろんな体制を準備している会社です。私がいた場所では新潟県中越地震の時に第一報が入り、すぐに手配したのが現地視察用のヘリコプターと被災地に架設する被災者用大型避難用テントを運ぶ車両。そして下記関連会社には数名づつの応援社員の手配。そしてその搬送用の大型バス10台でした。今回のように自分たちの施設が爆発で損壊するのは経験も無く、誠にもって残念な結果です。どうかイオンモール全体をも含めて、熊本の皆様の復興を願っております。
4、LPガスコージェネレーションシステムを採用している商業施設はイオンだけでなくすべての施設が大規模地震の際に同様のガス漏れ、ガス爆発を起こす可能性があるのか無いのかの確認と対策を打つべきでしょうね。イオンモール熊本で起きたことは他の施設でも当然起こる可能性がありますし、こんなのが複数カ所で起きたら大変な被害が出てしまう。
こんなことが起きるとはだれも思っていなかったのは事実だと思いますが、起きた以上はもう二度と起こらないように早く対策に動かなければですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8f948999d36d5c684425be1e9429428c2cc707c4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]