2023年、熊本ヴォルターズ所属だった本村亮輔さん(29)は試合中の接触で脳振盪を経験。その後も症状が重なり、頭痛や光・音への過敏など日常生活にも影響が出た。2025年5月、将来への影響を考え現役引退を決断した。

競技者の夢を守るはずのスポーツ環境が、選手自身の「大丈夫」という無理に支えられている現状は異常だ。脳振盪は外見から判断できず、出場機会や契約への不安が選手に隠蔽を迫る。問題の本質は、勝利や結果を優先し、健康を最優先にする仕組みが十分でないことにある。改善には、①第三者による復帰判断制度の強化、②選手・指導者・保護者への継続的な教育、③症状申告で不利益を受けない補償や文化づくりが必要だ。選手の体を消耗品のように扱う時代は終わらせなければならない。本当に強い組織とは、無理を称賛する場所ではなく、未来の人生まで守れる場所である。
短期的な勝敗のために選手の健康を犠牲にすれば、競技全体の信頼も失われる。未来ある選手が安心して声を上げられる環境を整えることこそ、スポーツ界が果たすべき責任だ。それを怠れば同じ悲劇は繰り返される。
ネットからのコメント
1、本人が「症状はない」と言えば周りには分からないという指摘は本当にその通りで、隠さずに正直に言える信頼関係やチームの環境づくりがいかに大切かを思い知らされます。プレイヤーデベロップメントコーチとなった本村さんが、自身の辛い経験を無駄にせず次の世代へ向けて声を上げ続けている姿には心から敬意を表したいですし、この啓発が日本スポーツ界全体に広がってほしいです。
2、本人が大丈夫といっても周りが絶対に止めなければならないという風潮が当たり前になってほしいものです。先日も、大相撲の取り組みで力士が明らかに脳震盪を起こしたのに、「本人が大丈夫だと言ったから」とそのまま土俵に上げて挨拶させた親方がいました。あそこは親方が「駄目だ。挨拶しなくてもいいから、土俵に上がらずにすぐに医務室に行け」と強く言うべきでした。
その辺、まだ現場への周知が足りないと思います。医学会もこの周知を徹底させるべきですね。
3、ボクサーのパンチドランカーと通じるものがあるのでしょうか。 脳にダメージを受け、蓄積されるのであれば競技人生を断念するのは致し方ありません。 スポーツ選手の方の人生は引退されてからの方が長いのですから。 ご自分はもうコートに選手として立てなくてもコーチとして新たに関わっていかれるとのこと。新たな活躍を祈念します。 どうぞお体お大事に。
4、脳振盪を「ちょっと休めば大丈夫」と軽く考えてしまうスポーツ現場の意識は、もっと変わるべきだと思う。選手にとっては競技人生だけでなく、その後の人生まで左右する可能性がある。勝つことや試合に出ることを優先するあまり、選手の健康を後回しにするような環境だけは絶対に避けてほしい。「今でもバスケがしたい」という言葉の重さを、競技関係者はもっと真剣に受け止めるべきだと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/84c94c026bcca49beaaee78779f1cd8cc302a36a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]