札幌市西区の公園で、今朝ヒグマ2頭が目撃されました。午前8時20分頃、子熊と見られるヒグマが札幌・西区の西野すみれ公園に出没し、約1時間エサを探していました。道警やハンターが警戒する中、札幌市は緊急銃猟を検討し、住民に避難を指示しました。しかし、発砲を準備していた午前9時35分頃、見学者が現場に近づいたため、危険回避のため準備を中断。
その後、ヒグマが山林へ戻り、午前10時15分には緊急銃猟の措置が解除されました。札幌市の坂田課長によると、見学者の存在が緊急銃猟の中断原因になったことを問題視し、市民に理解を求めています。国のガイドラインでは、通行制限に違反した場合、最大3カ月の拘禁刑または30万円以下の罰金が科される可能性があります。
今回のヒグマ出没に対する市の対応は大変重要でしたが、一部の住民の軽率な行動が、人命に関わる重大な決定を阻害する結果となったのは看過できません。現状、自然と人間の共存を模索する中で、ヒグマが市街地へ出没する事態は、行政が直ちに対応策を講じねばならない社会問題です。緊急銃猟という措置は、最終手段であるにも関わらず、見学者により中断されたことは、住民の危機意識の欠如と警戒心の甘さを浮き彫りにしました。
今後、制度としての罰則強化や、住民への避難指導、自然保護教育が不可欠です。札幌市が本件を契機に、市民意識を高め、より安全な共存環境を構築することを期待します。
ネットからのコメント
1、通行制限は比較的広範囲にされていたので、規制内の近隣住民の方が気にして近づいてしまったのかもしれませんね。罰則の適用にもなりうる行為であり、付近の方を危険に晒す行為でもあるので、近づかないでいただきたいです。 罰則になる可能性があるという事をより周知させる必要もありそうですね。
2、野次馬なのか動物保護団体の方なのか分かりませんが、緊急銃猟の措置解除になったことを理解されてるのかなぁ近隣住民の避難や交通規制などで近寄ってはいけないことくらい分かるでしょうに罰則があることを政府はしっかり広報して国民に周知しないと駄目だねこの札幌の措置解除で、2〜3日後に被害者が出たらどうするんだろう。
3、さっきも盛岡市街に現れたクマがニュースに流れてたけど、ギリギリの所まで見物客がいてめちゃくちゃ危なかった。報道関係者もたくさんいるだろうし、クマが完全に逃げ場を失いパニックになっていた。
走っていった先にまた見物客いて慌てて逃げてたけど、あれは邪魔以外の何者でもないですね。結局そのクマは住宅街に逃げ込んでしまったみたいてすが…専門家が言ってましたが、田舎道で出会ってクマ発見!みたいにカメラ向けたりするのも'人間慣れ'する一因になっていたりするそうで、見つけてもなるべく知らないフリして去って欲しいと。
4、やはり周知が足りていないことが原因の一つにあると思う。住んでる身からして近くに熊が出たとなると心配になるのは当然なんだけど自分がいることで駆除出来なくなるということまでは考えが及ばないのかもしれない。しっかり周知して家から出ないよう徹底させるしか今は方法はないけど問題なのは完全な野次馬に関しては対策の仕様がないということ。やはり緊急銃猟の仕組みそのものに問題があると言わざるを得ないのではないかと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/88b3e69eab54a7a035d16ef46ffb2aae875c96e7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]