12月28日、多摩動物公園(東京都日野市)でタイリクオオカミがオリから一時脱走し、約1800名の来園者が園内に留め置かれました。開園直後の午前9時半に脱走が発覚し、午前11時から新規入園を停止。正門には「オオカミ脱走のため、入園できません」との貼り紙が掲示され、パトカーも出動しました。再開を待っていた来園者は長時間待機を強いられ、午後2時25分にオオカミが無事捕獲されたことが伝えられましたが、その後は臨時休園となりました。
来園者の中には、情報不足に対する不安と不満を感じた人も多かったようです。

今回のオオカミ脱走事件は、動物管理体制と非常時の情報伝達の問題点を浮き彫りにしました。来園者が園内に閉じ込められた長時間、明確な情報提供が不足していたため、人々に不安を与えた事実は深刻です。動物の脱走は安全管理の基本が問われる大問題です。まず動物園は、動物の管理体制を見直し、同様の事態が再発しないよう施設や設備の改善を行うべきです。また、非常時の情報伝達システムを整備し、スタッフが的確に来園者に注意喚起できるようにすることが重要です。さらに、公園の運営は来園者に対する迅速な信頼回復のために、現状と改善策を公に説明し透明性を確保するべきです。個人や家族が楽しみにしている貴重な時間を阻害しないためにも、信頼ある管理体制の構築が急務です。
ネットからのコメント
1、まずは、誰も怪我せず、オオカミも無事に捕獲されて良かった。日ごろ、捕獲訓練した努力の成果だとは思う。一方、930に気づいても新規入場停止が1100?とは、ちょっと時間差があるように思う。ドタバタしてて、時間が概算なのかもしれないが、即時休園の方が良かったのかも。また、避難した人々への情報がネット経由ではなく、園から直接、説明したほうが、心労も和らいだかもしれない。当時、実際の現場は大変で、仕方ない面もあろうけど、そのあたりも含めて、見直して改善して欲しい。
2、「動物が逃げて危険なので建物に避難してください」ここで狼の名前を出さなかったのは、それによって園内に混乱が起き二次被害が発生する事を防ぐマニュアルがあった為では無いかと思います。もしパニックが起き園内を大勢の人間が無秩序に走り出す様な自体になれば、それこそ肉食動物そのものがもたらすよりも重大な事故が起きかねません。とは言え、それを告げられた場所によっては名前を伏せられる事で却って恐ろしいイメージが膨らむ可能性は否定できませんので、例えば「脱走したのは大型の肉食動物ではない」等限定的に情報公開するのがより良いのかもしれませんね。
3、記事の画像はヘリから撮られているが、未だに緊急時に騒音を撒き散らすヘリを飛ばしているのは精神を疑う。今回のような動物相手では音が刺激になると分かりきっているだろうに。職員同士の連絡や避難呼び掛けにも支障が出る。非難されるべきことだと思う。
4、クマが出没する地域の人たちの気持ちって、こんな感じでしょうか。オオカミよりクマのほうが大きいし、二本足で立つこともできるし、泳げるし、よじ登れるし、クマのほうが遥かに恐いでしょうけど。ちょっとだけ疑似体感してしまったところでしょうか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cf85df3222d8315619da8e1509d1a17a32e4b455,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]