今年の終わりに向けて、家族を高齢者施設で年越しさせる方も少なくない中、自ら選んだ高級老人ホームでの生活に不満を抱くEさんの父親のケースが報じられました。父親は軽度の認知症があるものの、特に深刻な健康問題はなく、富裕層をターゲットにした月額30万円以上の老人ホームに入居しました。しかし、施設内の厳しいルールと監視体制が彼の自主性を奪い、「監獄にいるようだ」と涙ながらに訴えました。
デイサービスへの参加にも職員の付き添いが必要で、庭へ出ることさえ頻繁に管理される状況が続いています。これにより、自由を求めていた父親は苦痛を感じ、家に戻りたいとの希望を示しています。契約前に施設の詳細を確認することが重要であると専門家は指摘しています。

今回の老人ホームに関する問題は、単なる個人の不満にとどまらず、制度的な欠陥を浮き彫りにしています。高額な費用を払っているにも関わらず、居住者の自由が制限される現状は由々しき事態です。この問題を根本的に解決するためには、まず施設の運営方針と契約内容の透明性を高め、利用者に十分な情報を提供する必要があります。また、居住者の自主性を尊重するための柔軟なルール設定が求められます。例として、外出や外泊の条件緩和、個人の希望に応えるサービスの提供、居住者の声を反映した運営方針の立案などが考えられます。
社会として高齢者の暮らしを尊重する価値観を再確認し、真の「終の住処」となるべき施設のあり方を再検討しなくてはなりません。高齢者施設は、安心を提供する場であると同時に、居住者の生活の質を高める場所であるべきです。
ネットからのコメント
1、何とも言えないが、施設に夢を見すぎなのかもね。一人で自由にさせて転んだり事故なんか起こしたら結局施設の見守り不足による過失と言われてしまうリスクも勘案しているのかもね。そんなに自由がいいなら数千万払うぐらいの余裕があれば、自分で専属のヘルパーなり何なりを頼めばいいのに。それで自宅で自由に暮らせばいいんだよ。
2、96歳の父が5年前に母が急逝して1人になった事でサ高住に入居しました。最初は不安そうでしたが今は楽しく過ごしてます。デイサービスが大好きなのですが要支援1なので介護保険では週1しか利用できないので実費で2回増やして週3回通ってます。食事も美味しくいつも完食するそうです。月に20万円ほどかかりますが父の年金で間に合います。もちろん見守りはありますが、何より過ごしやすい環境にしてくださってる職員さんに感謝してます。
おかげで私も安心してます。
3、小生の友人の何人かは施設に入っている人がいる。小生より若い人も少なくない。友人が暮らす施設に見舞いに行って思ったことだが自由がない。家族でもない者がフラリと立ち寄れるようなところではない。前もっての連絡と家族の同意が必要という、完全に管理された隔離社会であると感じた。いつまでも健康でいたいという気持ちではあるが、身体が自由に使えなくなるのは確実に接近していると一応の自覚はしている。しかし、出来れば施設には入りたくない。かと言って、息子たちに迷惑を掛けたくない。老妻はアテにできない。そうなると施設に入るしか選択肢がないのも事実なのだ。
4、私の母の場合。施設から自由に出てしまうと、事故や行方不明になるなどの可能性もあるので外出は付き添いが必要。金があっても自由に使えるところがない。差し入れに頼らないと好きなものを食いたくても食べることができない。起床時間等色々と自由が制限される生活。自宅で生活できなくならない限り自分だったら入りたくないと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4d9b344ed1e721d85c78af1dea0f9837ef0c9197,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]