2023年、東京・港区にあるロシア大使館で、ロシアのノズドリェフ駐日大使がNCCのインタビューに応じ、ウクライナ戦争や核兵器についての考えを示しました。ロシアの核抑止政策は防衛主導型であり、国家の存続に対する脅威に対する最終手段としています。また、広島・長崎への原爆投下は軍事的には不必要だったと述べました。日本の核保有論については、公に言及することが市民に対して失礼であり、一貫した政府の立場の説明が求められると指摘。
核保有が安全保障の強化に繋がるとは限らず、逆効果になる可能性もあるとしています。核兵器のない世界の実現には、全ての国が参加できる安全保障体制の確立が重要だと述べました。

このインタビューは核兵器の廃絶と世界の安全保障に関する重要な議論を提起しています。ノズドリェフ大使の発言からもわかるように、現実的な防衛および外交政策が強調されていますが、核兵器の廃絶への具体的な行動が見えない点に不安を感じざるを得ません。本質的な問題は、核の存在が安全に直結するという誤解にあり、それを放置すれば新たな国際緊張を生み続けるでしょう。解決策としては、第一に国際的な核軍縮交渉をより活性化させること、第二に各国が非核化に向けた国際共同体の合意を強化すること、第三に教育を通じて核の社会的コストと危険性を広く伝えることが求められます。
核廃絶は遠い道のりに見えますが、人類の将来に不可欠な目標です。この状況を放置すれば、核の幻影は無条件の平和と進歩の阻害要因であり続けるでしょう。
ネットからのコメント
1、核を保有するロシアが何を言っているのだろうか核を保有しながら戦争を仕掛ける国核兵器の廃絶や他国の核保有に関して語れる立場ではない今の世界で核廃絶は無理な事全ての国が核保有する事で抑止力を生むしかないと思う
2、自国の核保有と侵略行為を正当化しながら「核なき世界」を語る姿勢には、説得力を感じません。言葉よりもまず行動が問われていると思います。日本が核について議論せざるを得ないのは、ロシアや中国の現実的な脅威があるからです。平和を語るのであれば、まず侵略をやめることが信頼への第一歩ではないでしょうか。
3、全く以て話にならない。核を持っている国の人の話だね。まずは自国の核保有について何ら批判的内容を意見言わずして、日本が核保有について言及することを失礼だと思うみたいな発言に説得力はなし。ロシアの核保有がアジアの平和に寄与しているみたいなニュアンスが感じられるが、そう思っていることが既に横柄だと感じた。
言い方は優しいが中国と何ら考えは変わらないし、バッググラウンドがそうさせていると思わせる内容だったよ。
4、核、「作って、持って、売却せず」あくまでも自国防衛策です。中国、ロシア、北朝鮮が隣国です。非核三原則を遵守して58年。周辺諸国の状況は変わりました。核と外交力、日本国と日本国民を守るための手段として視野に入れても良いかと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/098b103a9c930752fde6edc63dc39c187ad50afb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]