タレントの中川翔子が、自身のX(旧ツイッター)で映画「火垂るの墓」に関する感想を15日に投稿し、多くの意見が寄せられています。この日は、日本テレビの「金曜ロードショー」で、約7年ぶりにこの作品が地上波でノーカット放送されました。中川は節子を「かわいくてかわいそう」と感じるとともに、作品中のおばさんキャラクターへの批判的な意見をポストしました。
ユーザーの反応は多様で、「本当にひどい」「自身の家庭で精一杯だったのかもしれない」といった声や共感する意見、さらに「大人になるとおばさんの意見も理解できる」と複雑な見方も寄せられました。
この話題は、戦時中の厳しい生活環境が人々の心にどのような影響を与えるかについて深く考えさせられるものです。多くのコメントが示すように、節子と兄を引き取るおばさんの立場も理解されつつあります。その背景には、自身の家族を守るための苦悩や葛藤があったのでしょう。中川翔子の感想は、視聴者にキャラクターたちの選択を再評価する機会をもたらし、戦争という極限状態が引き起こす人間関係の複雑さに対する理解を深めました。辛い選択を迫られたおばさんの姿に、かつての視点とは違う共感が寄せられることも納得です。おばさんの行動が生んだ痛みを共有し、より良い理解と共感を育むことが今後の平和な社会に繋がることでしょう。
ネットからのコメント
1、戦時中はいろんな作物を作っている百姓とかじゃない限り、作物を生産したりっていうことが難しい家庭とかは一張羅の着物とかを物々交換したり闇市でお金を何とか工面して食べ物を買ったりしてたっていう風に戦時中の体験をした人から聞いたことがある。作中に出てくるおばさんも言葉は厳しいけど、親戚のおばさんとしての最低限度の役割は果たしてると思う。いつ食べ物が手に入るかわからないっていう状態で、親戚の子供を引き取りながら切迫した気持ちの中で優しく親戚の子供に接し続けられるか?って考えたら難しいよね。どんなに心優しい人でも追い込まれた状況下で、親戚の子供に優しくあり続けるのはかなり厳しいと思う。
2、子供の頃はおばさん憎しだったけど年齢を重ねて親になってから見ると考えが変わった。あのみんなが生きる事にギリギリの時代、食い扶持が二人増えただけでも負担なのに引き取ったにも関わらず、兄ちゃんは口だけの遠慮がない性格であれはイライラするだろうと思ったし、あのくらいの年齢だと勤労奉仕とかに行かなきゃいけないはずなのにしてる風でもない。
あげくに恩も忘れて節子を連れて家を飛び出して。何で妹を道連れのようにしてしまったのか。
3、貧すれば鈍するって言葉が有るように、食べ物が無くてひもじい思いすれば他人を構う余裕は無くなる。食事が満足に摂れてる今の時代の人間が、おばさんは酷いと批判するのは、なかなか難しい。自分が食べる物に困って初めて、人に対する接し方がどんな状態になるか分かる事で。
4、実写ドラマ版だったかな。少し、おばさん目線・立場の表現もあって。当時も『現実なら・・・』という議論があったと思います。もし・タラレバ・・・ですが。清太が居候先で、何かしらの労働や自警活動に参加していたら。おばさんや、向こうの家族が『やってみないか?』と促していたら。違う結末になっていたのだろうか。どちらにしても、10代前半と幼児の兄妹孤児が、自力で活路を切り開くのは不可能に近い時代だったでしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d54c9150fedaffe0cd1ac9fb871588c7ade6aba4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]