東京都武蔵村山市にある都営村山団地で、約6000人の住民が暮らしている中、高齢化が進み足腰が弱くなった人々が増えたことから、2009年に団地内の商店街の店主らによる無料の自転車送迎サービスが開始されました。このサービスに16年以上携わる84歳の鵜木正直さんを含む2名が月〜金曜日の間、交代で運転を担当し、商店街やその他要望に応じた場所への送迎を行っており、最近では鵜木さんと80歳の男性のみが運転手を務めています。
団地で65歳以上の住民が53%、75歳以上が38%であるため住民の大半が高齢者で、送迎サービスの利用者も大半が後期高齢者です。

高齢化の進行と限界集落化が進む都営村山団地の状況は、社会全体が直面する課題を映し出しています。素晴らしい地域貢献をしている鵜木さんも高齢であり、現在のシステムに依存することは長期的に持続不可能です。まず、地域の若者を動員する具体的な取り組みが必要です。地元の高校生や大学生をボランティアとして参加するプログラムを構築することで、若い力を地域の自助活動に引き込むことができます。また、電動アシスト自転車や小型EVを導入し、運転負担を軽減することも有効でしょう。さらに、近隣の企業や自治体と連携して高齢者支援の活動資金を確保することが重要です。団地が抱える問題は、高齢化社会全体の縮図であり、迅速かつ創造的な対応が求められています。
これを機に、社会全体が持続可能な地域コミュニティの在り方を再考する必要があります。
ネットからのコメント
1、自分より高齢の方に乗せて貰うのには私なら抵抗があります。有難いですけど勧められてもご辞退させて貰います。しかも無料なら尚更です。現在、サービスしているお二人もかなりのご高齢なので無理なさらずご自身のお体をご自愛なさって下さい。
2、近ければボランティアで参加するんだけどな。。。自転車こぐのも良い運動。鵜木さんが元気で長生きできるのもボランティアで社会貢献しているから、しかし16年続けているとは素晴らしい。これから団塊の世代が後期高齢者。あの世代は年金貰い逃げとか言わずに世代を超えて智慧を出し合いお互い助け合わないと。地方出身者の大学生の寮的な役割りで、安価にこの団地を利用出来ないものでしょうかね。老若男女交流もあり地域も活性化し、治安も良くなりそうですけど。行政を担う都が参画して色々と出来そうな気がしますけどね。ばら撒きよりか愛のある施策だわ、百合姐や。
3、こうした高齢者の多い団地だけでなく、高齢者施設なんかでも送迎の運転は、高齢のドライバーさんが担っていることが多いですよね。
鵜木さんの場合もご自身が84歳という高齢で、住民の方々を送迎されているのは本当に頭が下がります。足腰が弱った方々の生活を支えるために、同じ高齢者が頑張っている姿はまさに老老介護を思わせます。本来であれば、もっと若い世代がサポートできればいいのでしょうが、団地の半分以上が高齢者という限界集落では、こうした支え合いが当たり前になっているのが日常なんでしょうね。どうか無理されず、元気で続けてほしいと願わずにはいられません。
4、マンモス団地って戦後のバラックとか焼け跡経験してきた年代は憧れの的だったはずなんだよな。冷蔵庫、テレビ、洗濯機が現代の象徴たる三種の神器で。時代変わってそれらが朽ち果て取り残された世代と建物が共に潰える時を目の当たりにしてるんだがこれは世の常だろうし我々が見てる今の新しいものだって同じような時が来るんだ
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8ff2f182dd11acd9795077124ac84f54a746137a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]