京都府綾部市古屋地区は、過疎化が進む中で注目されてきた限界集落です。2007年に「水源の里条例」が施行され、地域再生を目指して特産品作りなどで一時的な活気を取り戻しましたが、住民の高齢化と減少により、現在は渡辺和重さんのみが残っています。過去20年、渡辺さんと地元女性たちが特産品製造を奮闘し、「古屋のおばちゃん」として全国的に知られた存在となりました。
しかし、地域の人口減少と高齢化問題は避けがたく、多くの住民が他界したり転出したりしています。現在、渡辺さんは1人で集落を維持するために奮闘中で、秋にはボランティアの支援を受けてトチの実を収穫しています。しかし、集落そのものの存続は不安定で、後継者不足が深刻な問題となっています。

町おこし活動は、地域住民の高齢化と人口減少により維持が難しくなっています。限界集落の持続には、都市部からの移住者や、地域支援を担う人材の確保が急務です。政策面では、持続可能なインフラ整備や集落移転の真剣な議論が必要であり、政府と地域社会の連携が不可欠です。また、地域の歴史や文化を保存しつつ、新たな価値を創出することで、持続可能な形で地域活性化を図ることが求められます。個人の情熱と努力に頼るだけでは限界があり、社会全体での対応が不可欠です。



ネットからのコメント
1、兵庫までドクターヘリで運ばれたり、1人が住んでいる為に除雪してるんやね。ホームヘルパーの方も通うの大変だと思うよ。記事には書いてないが食料や生活雑貨を運ぶ人だっているだろう。地元を愛する気持ちはわかるが1人の為に沢山の方が大変な思いをされている。
どこかで気持ちの折り合いをつけ病院が近くにある地域に住み長生きし、地元を語り継ぐ役目に切り替えた方が良いと思います。
2、ハイキングが好きで、地方に行った時には山道を歩いたりすると、廃村の跡を通る。学校や役場の跡、家々の跡。校庭がススキの野原になっていたりする。神社だけは、たまに人が来て掃除や草取りをしているみたい。ああいう廃村が、これから日本中に増えていくのかと思うと、悲しく寂しい。
3、道路、水道、電力、通信などのインフラは、住民の数に関わらず一定の維持費用がかかります。一人しかいない場合、1人あたりの負担が極端に大きくなり、自治体の財政を圧迫します。例えば、山間部の孤立した集落では、除雪や修繕のための重機出動、電力線の点検などが定期的に必要ですが、これを1人のために継続するのは非合理的です。もっと、冷静に大人な対応を願っています。
4、色々な感情があるとは思いますが、この方たちのためにインフラ整備や行政の予算がかかっている事も忘れてはいけない。闇雲に廃村とは思わないが、将来の展望がないところは皆が高齢で動けなくなる前にどうするか決めておくべきかと。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c302d075d41c64484d9aaaac701430d15f22ee1d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]