現金不可の店舗が増える中、法的な側面や注意点が議論されています。日本銀行法には「現金は無制限に通用する」とありますが、これは現金が法定通貨であることを示すもので、店舗が現金を受け取る義務があるわけではありません。「契約自由の原則」により、店舗側は支払い方法を設定できます。事前に「キャッシュレス決済のみ」を表示していれば法的問題はありません。
キャッシュレス決済は会計の効率化や現金管理の手間削減、トラブル防止につながり、利点があります。

現金不可の店舗の増加はユーザーの疑問を呼んでいますが、法律に基づき実践されている契約自由の原則には問題がありません。しかし、この状況にはいくつかの懸念があります。まず、突然の変更に戸惑う高齢者やインターネットアクセスが乏しい人々にとっては理解が難しい部分です。これらの人々を置き去りにするのは、社会の構造的な欠陥を示しています。また、現金使用の場面が完全に排除された場合、現金の法貨としての価値をどう捉えるべきか議論が必要です。解決策として、店舗は入り口やメニューに明示して明確で分かりやすい案内を提供し、利用者教育を促進するべきです。さらに、キャッシュレスに依存し過ぎない配慮が求められます。この問題は日々の便利さに置き換えられるものではなく、社会の包摂性と公平性を考慮しつつ前進する必要があります。
ネットからのコメント
1、逆にカードを使えないことでクレームを入れる人も少なくありません。特にPayPayなどが一時期、CMで「◌◌市を応援します」と言ったのを、『◌◌市の全ての店でPayPayが使えます」と勘違いした人が大声で怒鳴るのを数回見たことがあります。 利用する側は必ず、どちらが使えるか自身で確認する必要があると思います。
2、とある学校の文化祭に行きました。全ての支払いが交通系電子マネーのみ。学校は、駅からバスで数十分かかるし、コンビニもなければ、チャージする場所なんて一切なく、もちろん学校でのチャージも出来ませんでした。自動販売機も電子マネーのみで、飲み物を数本買ったら、帰りのバス代しか残せなくて大変でした。それなら、しっかりと案内しておいてもらいたい。結局、お昼ご飯も食べることが出来ないまま、一日過ごしました。普段の学校生活なら、余計な現金を持たない方が良いと思うけど、たくさんの来校者がいる時くらいなんとか出来なかったのだろうかと思った。
3、大阪・関西万博会場はキャッシュレスだったし、エスコンフィールド等の球場や競技場もキャッシュレスが増えているから違法でないことは明らかです。
とは言え、スマホもクレカも持っていないと云う人はいるでしょうし、ネットワークにトラブルがあったら即使えなくなるのでキャッシュレス一本はリスクもあります。現金も使えるようにしておかないといけないと思います。
4、キャッシュレスは便利ではあるけど、その便利のために、信販会社に手数料とか、レジの機械の初期投資、メンテナンスやデータの整理とかのランニングコスト、買い替えとか考えると10%以上は割高になってるように思う。年間を通したら結構な金額を便利っていうだけのものに払ってると思うと、レジで並んでもいいかなって思ってる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/77c54f24038e4839c174498bc4b3eeddb7ad7699,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]