徳島市では、災害用備蓄食品が賞味期限を迎えた後も使用されていたことが明らかになりました。具体的には、2021年5月から今回まで、生活保護受給者と他の生活困窮者計59人に対して、期限切れのパンなどが配布され、その際に「体調不良の場合は自己責任である」とする同意書へのサインが求められていました。市はこの配布を緊急措置として実施したと説明していますが、不適切と判断し、今後は期限切れ備蓄食品の配布を中止する方針です。

徳島市による賞味期限切れ食品の支給は、行政の責任放棄の典型例です。この問題は制度の欠陥を突いており、市民の健康と安全が軽視されています。まず、行政は責任を転嫁するのではなく、食料の安全性を確保した上で支援活動を進めるべきです。次に、早急に備蓄食品の管理体制を刷新し、期限が切れる前に適切な食品を調達する仕組みを整備する必要があります。また、当事者に対しては、適切な説明と被害を受けた場合の救済策を提供すべきです。根底にあるのは、市民の命よりもコスト削減を優先した価値観の欠如です。今後は安全を最優先にし、困窮者への尊重を掲げる政策への転換が求められます。この事件は、私たちの倫理基準を再考させる契機であり、より人間的な社会を構築するステップとするべきでしょう。

ネットからのコメント

1、生活保護受給してなくたって、賞味期限切れや場合によっては消費期限切れのものですら自己責任で食べることあるぞ？賞味期限なら保管状態が劣悪でなければ、期限が切れてすぐなら差し障りがあるものでもない。

同意書書いてるなら自己責任というリスクを承知したということであり、生活保護受給してない人と同じ土俵に立ってるということ。殊更に行政の対応を責める必要はない。

2、貰う側が欲しいと希望して、自己責任に同意したんでしょう？コンビニの廃棄弁当を貰うようなもの。廃棄ロスにもなるしWin-Winで、どこにも迷惑かけてないと思うんだけど。これを騒いでるのは貰った当事者じゃなくて外野じゃないの？そんな騒ぎのせいで今後の支給をやめるとなったら、それこそ貰っていた人たちが困ることになるのに。

3、これは単純に責める事はできないな。むしろ生活困窮者でなくとも、災害時などに食べ物がどうしても足りない場合は今回のように本人の同意を得た上で配布するなど臨機応変に対応できる機会を増やしてほしいと思う。

4、無料で支給してんだから別に良くない？しかもちゃんと賞味期限切れって言って配ったんでしょ？うちの近所には賞味期限切れやギリギリの商品だけを扱ってるお店あるけど、子供達はお小遣いで安く買えるって重宝してますよ？子供がお金払ってんだから、タダで貰えるだけありがたいと思ってほしいですね。