立憲民主党の安住淳幹事長が23日の記者会見で、立憲民主党に対するSNSでのバッシングについて語り、「意図的な批判勢力が存在する」との認識を示しました。また、夫婦同姓の維持と旧姓使用を含む法制度化の政府方針については反対を表明し、選択的夫婦別性の実現を求める姿勢を強調しました。安住氏は選択制度が若い世代の利便性や国際基準に適していると主張し、旧姓使用案を「ごまかし」と批判。

さらに保守的立場を「国家主義的」と断じ、現状に対して若者を中心に必要な変革が進まない背景を指摘しました。政府には、平成8年の法制審議会の答申時点から進展がない問題への対応を求めています。

現状のSNSを軸とした安住氏や立憲民主党への批判が意図的である可能性について彼自身が懸念を表明した記者会見は、個人攻撃文化と政治的な意図が絡む危険な状況を示しています。それ以上に大きな焦点は、夫婦別姓や旧姓使用法制化の問題です。これは個人の権利を尊重するどころか、議論を30年も停滞させた法制度の硬直性を浮き彫りにしています。この制度的な欠陥の背後には、伝統主義と現実的な生活基盤としての利便性への理解不足があると考えられます。

まず、現行制度が持つ制約から具体的な不便を掘り下げる必要があります。例えば、結婚後の姓変更が職業人としてのアイデンティティや法律上の手続きにどれほど不必要な負担を与えているかを検証しつつ、通称使用ではなくより持続可能な制度を目指していくべきです。

そして、多様化する家族の形に対応するには、性を選択可能にすることは現代の標準的な社会規範への追従として不可欠です。

さらに、進展を促すためには、議論停滞を作り出している政治的な障壁や利害関係者を洗い出し、徹底的に改革案を提出する仕組みが必要です。例えば、法案作成時の透明性を確保し、専門家の意見と市民の声を集める新しい検証機関の創設を提案します。また、国民全体の理解促進のため、教育や啓発活動を増強することで、社会規範をより柔軟なものへと導けるのではないでしょうか。

社会の価値観が風習や制度で縛られたままとなることは、進化を拒む機械的な論理でしかありません。無理を繰り返すのではなく、人々の生活と国際社会に合致する法制度を作り上げることこそ、本来の政治の役割だと言えるでしょう。

ネットからのコメント

1、SNSでバッシングする勢力がある、と主張しているが、少なくとも自分は安住氏の発言を見て批判している。例えば、別姓を世界水準にすべきだ、という発言を聞くと、一種の思考停止を感じる。政局しか見ていないと感じさせる発言が多くて、国家戦略のなさや見方の狭さも気になる。

まずは、冒頭に書いた、バッシング勢力、という「いっぱひとからげ」的な解釈をやめて、国民個々人が発する声に真摯に向き合う姿勢を見せるべきだろう。

2、夫婦が別氏を選べるとして、子どもはどちらかになる。父は田中で母は佐藤、長男は田中で次男は佐藤さらにその子が選択的夫婦別姓を選ぶと、もうなんだかわからない。戸籍制度が崩壊すれば相続も難しくなり混乱するのが目に見えている。先のことまで考えたら夫婦別姓はするべきでない

3、自分達の態度や政策の陳腐さにいつまでも気付かず何でも他責にし続けているかぎりは、支持を減らし続けるのでは無いかと思います。もし、日本の事を本当に思っておられるなら、時代に合わせたマインド更新をご検討いただく必要があるかと思います。

4、立憲の安住さん意図的にとか云うことではなくて立憲はやることなす事日本国の為になる政策は皆無と云うくらいないし、ただ中国の代理人、財務省の代理人としてポリシーもなく動いてるだけの政党だからバッシングされてるという自明の理。その自覚さえ無いというのだから応援しようにも救いようがない政党だ旧姓使用法制化反対もそうだし日本を日本で無くすることばかり主張してる国民の意識とは大きく乖離してるからバッシングされるハッキリ云って立憲は日本国に不要勉強不足だし世界情勢を全く理解してないし　旧社会党と同じ運命を辿ると思われます