ロサンゼルス・エンゼルスに所属する菊池雄星が、2023年10月22日に自身のXアカウントで高校野球の7イニング制に関する意見を投稿しました。日本高野連は10月5日に導入の決定を見送り、継続的な議論を宣言しています。菊池は、反対派の意見が主に感情的であることを指摘し、賛成派は「怪我を防げる」「熱中症対策」といった論理的理由を挙げていると述べました。
彼自身は「どちらかといえば反対派」で、明確な論拠を持ってはいませんが、議論の必要性を提起しています。甲子園では既にタイブレークや投球数制限が導入され、2024年から指名打者制度が開始されます。これらの変更案は高校野球の根幹に関わるため、深い考察と広範な意見の収集が必要とされています。

菊池雄星の投稿は、高校野球における7イニング制の導入を巡る議論を刺激しています。今回の件は、制度の変更が高校野球の文化や選手の健康にどのように影響を与えるかという重要な問題です。まず現状として、甲子園の試合が9イニングで行われることが伝統となっているため、変更に対する抵抗が根強いことが挙げられます。しかしながら、選手の怪我防止や熱中症対策を考慮すると、イニング数の削減は有効な手段です。具体的な解決策としては、徹底した選手管理体制の確立、試合環境改善のための日程変更、さらなる医学的調査研究の推進が考えられます。
結論として、高校野球は文化の伝承と選手の健康維持のバランスを取る必要があり、この議論はその価値観の重要性を改めて問いかけています。
ネットからのコメント
1、菊池投手の正直なスタンスに好感が持てる。反対派は感情論が多く、賛成派はロジカルな意見が多い。その前提を認めた上で「僕もどちらかも言えば反対派」だけど「明確なロジックを持っているわけではない」と。多くの人は、感情で反対しているだけなのに、もっともらしい理由をつけて反対する。菊池投手のように正直に言える人ってなかなかいない。凄いと思う。
2、夏の甲子園を巡る議論に、明確な正解はないね7イニング制はケガ防止としては分かりやすいが、暑さ対策として効果は限定的で、高校野球が持つ9イニングの魅力が薄れてしまう。朝夕開催やドーム開催といった、環境面の改善にはなるが、甲子園、伝統という反発も必ず出る。結局のところ、安全と伝統のどこに線を引くか全員が納得できる答えは出ないと思います。
3、現役高校球児です。7イニング制には反対です。確かに暑さなどで自分も熱中症になったことはありますが、それでも5回にクーリングタイムを設けるなどして、かなり楽に野球が出来るようになったと思います。
投手の肩肘の負担考慮等もあるかと思いますが、ピッチャーはみんな9イニング投げ切れるように練習してます。連投になろうが肩肘ケアしてみんな投げてます。そもそも、今の強豪チーム、例えば沖縄尚学、山梨学院、健大高崎など、一人で投げ抜く体力はみんなあると思いますが、みんな余力を持って交代してます。うちのチームも主戦ピッチャーは4枚いました。大人たちが議論するのは勝手ですし、より良くしてもらおうと思っていただくのはありがたいことですが、現役の、そしてこれからの未来の高校球児たちの意見も取り入れてください。ただでさえ、低反発バットで苦労しました。高校野球をやるのは大人ではなく高校生です。忘れないでください。
4、7回にしたところで投手は7イニング全力投球できるように強度を強めて怪我しやすくなるだけだし、学校は1日の練習試合を2試合から3試合に増やすだろう。ぶっちゃけ意味がない。てか野球部あるあると思うけど試合の日は楽で練習の方がかなりしんどい=身体に負担かかってると思うんだが。試合あれこれいじる前に練習方法とかを広めるべきでは。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/15f0e743700267b49e8a163cca6b34cdbe579116,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]