ロシア大統領府のペスコフ報道官は22日、プーチン大統領がウクライナ全土を掌握し、更には旧ソ連に属していた一部の欧州地域を取り戻そうとしているという見方を否定しました。しかし、ロイターが関係者6人から得た情報によると、米情報機関は9月下旬にまとめた報告書においてプーチン氏がこれらの目標を依然として放棄していないとみており、その中には現在のNATO加盟国も含まれるとされています。
ペスコフ氏はロイターが取材した情報源の信頼性を把握していないと述べ、仮に報道が正確であったとしても、米情報機関の結論は「完全に事実と異なる」と否定しました。

ロシアの野望に関するこのニュースに対しては、批判が必要です。まず、現状として国際社会がこの情報に振り回されることは避けられず、事実との乖離があるならばロシアの情報公開の透明性が求められます。この問題の本質は、情報戦略の拡散によって国際的な不安定を助長していることであり、背後には地政学的な野心が潜んでいる可能性があります。具体的な解決策として、第一に国際的監視の強化が必要です。第二に、NATOおよび関係国は迅速に情報を整理し、的確な対応を取る必要があります。第三に、ロシア自身が国際社会に対して明確かつ一貫した姿勢を示し、不信感を払拭する取り組みを行うべきです。
価値観の対比として、平和と安定を目指す国際社会と対極の行動を取る国があることは、国際平和の実現にいかに根本的な障害をもたらすかを我々に思い起こさせます。
ネットからのコメント
1、全土の掌握が目的ではないのなら緒戦で首都キーウから南部ヘルソンまで侵攻する必要はないはず。しかも首都キーウにはロシア軍精鋭である空挺軍と第一親衛戦車軍を投入して、双方とも壊滅的打撃を受けている。ロシアや親ロシア派は首都キーウは陽動だったなどど言っているが、自軍の主力を投入して壊滅させる『陽動』などあり得ず、ロシア軍を知っている人なら『首都が主攻勢』だったことは明らかだろう。少なくとも首都を攻め落とし、ゼレンスキー政権を打倒し、全土の掌握を意図していたことは明らかだ。だいたい開戦時のプーチンの演説でも『ゼレンスキー政権の排除』と『ウクライナ軍の武装解除』を戦争目的に掲げており、それはウクライナの主権を奪わないと出来ないことだ。それを今さら何が「全土への野心はない」だ。
2、ウクライナ侵攻当初、首都掌握とゼレンスキーの捕縛殺害を目論んでいたこととプーチンの今までの発言からウクライナ全土の掌握を目指しているのは間違い無いと言える。
一旦停戦が成ったとしてもいずれ再侵攻するだろう。それは間違いない。
3、敗戦後、ロシア占領下で何が起こるか歴史は明白。ロシアに領土野心がないと云っても政権打倒と傀儡化があるのならそれは実質全土掌握が必須になる(傀儡政権に全土掌握の実力無ければロシア軍が実質占領するしかない)プーチン体制に入ることは全土掌握と同じ。東ヨーロッパの歴史が物語っている。
4、今のロシアがどれほど野心を否定しても誰も信用しないでしょう。ウクライナ侵攻という行動でロシアの野心を表現しています。ウクライナも米露の甘言を信じて核を放棄したのが間違いでした。自国で情報機関を保有している国は強いですね。いち早く敵対国の策略を察知出来ますから。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/700f258234bb583cfe269b10b48771fc75c4b0f0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]