第一生命ホールディングス(HD)は2023年10月12日、傘下企業の社員64人が出向先で1155件の内部情報を無断取得していたことを公表しました。これにより、生保大手4社すべてで同様の慣行が発覚し、業界全体で不適切行為が横行している実態が明らかとなりました。持ち出された情報は大手4社で総計3517件に達し、銀行における自社商品の販売促進の目的で活用されたとされています。第一生命HDは「社会常識から外れた不適切な行為だった」と謝罪し、役員の報酬返納を発表。同社を含む業界の構造的な問題が浮き彫りとなっています。

この問題は、制度上の欠陥と業界慣行の問題が明確であり、批判型のスタイルで対応します。
この事件は、ただの不祥事では済まされない業界全体の信頼を揺るがす問題です。第一生命HDの社員らによる内部情報の無断取得は、倫理規範を無視した行為であり、金融機関と保険業界の信頼関係を傷つける重大な違反です。
特に、生保4社全体で同様の不正行為が横行していたという事実は、業界が組織的に倫理を軽視している可能性を示唆しています。この現状は、社会的な規律不足、甘い監督体制、そして利益追求に傾倒する企業文化が背景にあると言えるでしょう。
解決策として、第一に、出向者の業務範囲を細かく規定し、独立した第三者による監査を定期的に実施する制度を導入するべきです。第二に、社員教育プログラムを刷新し、倫理と法律遵守を徹底させることが求められます。最後に、業界全体に共通の倫理規範を策定し、違反した場合の厳格なペナルティを導入することで、不正行為の抑止力を持たせる必要があります。
この問題を放置すれば、保険業界全体の信用失墜は必至です。収益の追求が顧客や社会の信頼を犠牲にするのであれば、企業の存在意義そのものが疑われるでしょう。業界は今こそ倫理観を再構築し、信頼回復に努めるべきです。
ネットからのコメント
1、ついに4社すべてで発覚。これは一部の社員の暴走ではなく、業界全体が「勝てば官軍」と言わんばかりに、他社の情報や銀行の内部情報を抜くことを「優秀な営業手法」として黙認・推奨していた証拠だと思う。
出向制度が、本来の営業支援ではなく、スパイ活動のような情報収集の場になっていたのはあまりに悪質。金融機関として最も大切な「信頼」や「コンプライアンス」をどう考えているのか。
2、会社の保険を第一生命でかけているのだけど、ある時担当者さんが私の生年月日とかで個別に占いを作ってきました!と何やらぎっしり書いてあるA4の紙をもらった(一種の営業)会社が保険に加入しているから生年月日も取得出来たのだろうけど、それを利用して他の事に使われたと思うと不愉快でしかなかった。この人はこういう性格。とか色々書いてありましたよ。。。自分で占うならともかく、そもそも他人に占い結果を見られたくない人だっている。個人情報の扱いがなっていない会社だと思う。
3、経営リソースの一つですからね(ヒトモノカネ情報)。持ち出しました⇨社内処分しました、で終わればキリがない話。金融庁は具体的な再発防止策を提出させるべく指導し、同じことがあれば厳しい処分を出さないと、こういった問題は無くならないのではないか?どの会社も形だけ『より一層のコンプライアンスの徹底』といった言葉が出るだけなんだから。
4、よくある話だが、コンプライアンスが厳しい時代だから社会通念上考えると好ましくないって感じかな。特段金融庁から処分があるわけではないし、内部懲戒で終わりだな。今後出向先の情報を漏らしてはいけないが、規制するのが難しい。担当者に秘密保持の誓約書を書かせたところで抑止になるかもわからないし、出向自体が古いのかもね。外部の人間に入られるのはリスクだよ。時代に合わせた経営をしていくしかない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/de920f5303c24e6a24a0e3f0bc31c09f23d11c5c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]