2025年12月22日、ドナルド・トランプ元米大統領は新型戦艦の建造を発表しました。この計画では、アメリカ史上最大とされる「黄金艦隊」の創設を目指し、20から25隻の規模を見込んでいます。新戦艦は第2次世界大戦時のアイオワ級戦艦の100倍の威力を持つとされ、AIや指向性エネルギーレーザーなどの最新技術が搭載されます。しかし、戦艦が現代戦において本当に有効であるかには疑問が残り、巨大艦は敵からの格好の標的ともなりかねません。
米海軍が既に戦艦よりも分散型戦力を重視している中で、この構想の実現性と費用対効果については今後の検証が求められます。
トランプ元大統領の新型戦艦建造計画は、政治的演出の側面が強く、実際の軍事的合理性から乖離している可能性があります。まず、戦艦を中心に海軍力を強化するという考えは、現代の戦争において非効率的であり、仮に大規模な建造が進んでも、運用面での労力とリスクが高まることは明らかです。単一艦への火力集中は、過去においてもその大きさが弱点と化し、敵の攻撃目標となりやすいことが知られています。第二に、新型戦艦の建造には莫大な費用がかかり、限られた国防予算を消耗しかねません。最終的に、国防の効率化を求められる時代において、戦力の分散と機動性を意識した新しい海軍戦略が求められています。具体的には、無人艦艇の開発促進、現代の脅威に対応した防衛システムの強化、小規模で高機動の艦艇ネットワーク深化が重要です。国力の象徴を超えた、本質的な安全保障の姿を追求すべきと考えます。
ネットからのコメント
1、陸上型イージスアショアの建設を。
秋田県、山口県の自治体が反対し、海上の莫大な費用を掛けて大型護衛艦の建造せざるを得なくなった。ミサイル技術が発達して、戦艦でも飽和攻撃を受ければ…迎撃出来ない可能性が高い。ウクライナのように、これからの戦闘は大きく変わると思います。先を見越した兵器開発をすべきです。
2、また1隻完成したころにアメリカ海軍はこのクラスの軍艦建造を取り止めにするんだろうな、という予感しかしない。アメリカ軍の軍備計画はここ20年失敗続きで、迷走している。日本は本気になって独力で日本防衛できる軍備を整備しないと大変な事になりそう。
3、コンステレーション級も中止になったし、アーレイバーク級の後継艦の話もあやふやなまま進んでいないのが今の米海軍。どれも原因は、求める機能が多すぎて無理に詰め込もうとした結果コストがあまりに膨大になってしまったから。そんな迷走中なところに、今までの失敗を詰め込んだかのような計画を持ってきても実現するとは到底思えない。造船以前に設計で頓挫しまくってるんだから、これで米海軍向け造船業はまた大きく停滞する事が決まったな。
4、見る限り昔あったアーセナルシップ構想を近代化した感じになりそうな感じですね。艦隊編成で考えると打撃の主力である空母が有るので単体で動ける防空艦みたい感じですかね。もしくは湾岸戦争でアイオワがやってた沿岸部まで寄せる前提の打撃艦と言う感じかな。どちらにせよコストの割りに仕事先のない艦艇になりそうな気がしますね。それに核動力艦ではないので航続にも疑問が残りますしね。全地域が海に面している日本ならこういう艦艇の使い先が有るかもしれませんけどね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/75f991bb621565e4d9e38f9dc25cf400ae6ff548,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]