三重県が外国人県職員の採用を取りやめる方向で検討していることが明らかになりました。この動きは、秘匿性の高い情報の流出を防ぐ目的とされ、国籍要件を再導入する考えです。県は、一万人の県民を対象にアンケートを実施し、その結果を踏まえて最終的な判断を行う予定です。中国の「国家情報法」が、外国人による情報流出リスクの一例として挙げられています。

現状、1999年度以来外国人の採用枠を広げており、44の職種で国籍要件がない中、採用された外国人職員は9人です。新たな採用方針が取られた場合でも、現行の外国人医療職は雇用を継続します。

三重県の外国人職員採用についての検討は、情報流出への懸念から来ているものの、その根拠や背景には多くの疑問が残ります。外国人が全て情報流出のリスクを持つと決めつけるのは、偏見と誤解に基づくものであり、国際社会との対話を促進する日本の姿勢とも相反します。国籍要件を復活させることで、県の多様性や交流機会が失われる恐れがあります。解決策としては、1)情報の取り扱いに関する厳密な規制と監視の仕組みを導入する、2)職務に応じたセキュリティクリアランスの設定、3)国際的な協力体制を基盤にした透明性のある採用基準を設けることが考えられます。

国際感覚を持った人材を排除することは、結局のところ地域社会の発展を阻む結果につながるでしょう。多様な視点を持つことこそが、これからの地域づくりにおいて重要であることを再認識するべきです。

ネットからのコメント

1、＞秘匿性の高い情報の流出防止が目的としており、　これから県民の方々にアンケートを実施するとの事ですが、三重県の今回の取り組みには大いに賛同したい。三重県では実際に実務上で外国人による情報流出の経験が既にあったのかも知れないですね。そうした中での外国人採用取り止めは大いに結構だと思うし、その空いた枠に就職氷河期世代や若年者（日本人）でやる気のある人材を採用してやれば良いと思う。別にこれは差別でも何でもないと思うし、県民の個人情報を扱う県としての姿勢は評価されるべきかと思う。そのほうが三重県に住む方々も安心出来るだろうしね。

2、こういう問題があると必ず「外国人の中にも良い人はいる」といった主張をする人がいます。しかし、例えば中国政府から「情報を渡さないと中国本土に居るお前の親族や友人に危害を加えるぞ」と脅されたら、たとえその人個人が積極的に日本を害する意思を持っていなくても、抵抗するのは難しいでしょう。

中国の政治体制はそのような権力の横暴を抑止できるような仕組みになっていません。実際すでに日本国内に中国の公安が潜入して在日中国人の取締りを秘密裏に行っているという報道がなされています。こういう問題は、その外国人個人の資質の問題で済まされるものではないのです。

3、素晴らしい動きだ　全国に広まって欲しい高市は中国には強気だが、欧米グローバリズムに対する強い姿勢をまだ確認できない　移民がを進められて欧州のような惨状にされては困る!

4、良い取り組みだとは思いますけれども、当然のこととも考えます。こういうことすると、なぜか外国人差別を声高に訴え出す方々がいらっしゃるが、差別ではないんですよ。常識的な区別です。差別と区別は似て非なるものです。こういう公共の福祉に関する業務に関しては、当然、日本人のための仕事になりますから、日本の情報に容易にアクセスできるところで業務をさせるべきではない。