2024年初頭、静岡県内で米の価格が5kgで2000円台から急上昇し、2025年1月には3800円を超えた。この米価高騰は「令和の米騒動」と呼ばれ、全国を巻き込む混乱を引き起こした。政府は備蓄米を放出し、流通の円滑化を試みたが、米の価格は再び上がり続けた。JAグループが農家への支払いを過去最高にするなど、仕入れ値が高いため値段が下がらず、米不足から米余りに至る状況で価格の高止まりが続く。
民間輸入量も急増しており、2026年に向けた米市場の不安定さが際立つ。

【コメント】
米の価格高騰と流通問題は、一刻も早く改善されるべき深刻な課題だ。まず、米の流通と価格の不安定さを放置することで国民生活が揺るぎ続けていることを認識する必要がある。流通の円滑化を政府が意図したにもかかわらず、根本的な制度の欠陥が浮き彫りになった。例えば、備蓄米の効果的な放出スキームや透明性のある価格設定プロセスは欠如している。さらに、公正かつ持続可能な農業政策を立て、農家の経済的インセンティブが市場へどのように影響しているかの検証が不可欠である。新規輸入量の増加も国内市場に混乱を起こす要因の一つであり、価格安定化のための国際的なコーディネーションが求められる。日本の未来を見据えた時、米をめぐる問題は単なる食料問題ではなく、国の根幹を揺るがす重大な問いかけである。
今こそこの課題に対する鋭い解決策が求められている。
ネットからのコメント
1、来年は「放出した備蓄米分の買い戻し」があるので、米問屋は、そこまで危機感持ってないと思いますよ。「あの」農相は、地盤の山形JAから言い値で買い上げそうなので、今後の備蓄米買い上げ時には、産地と値段の動向を注視したいですね。米余りでも、高値なら不買の状況は変わらないと思います。本当の意味での安定は、再来年の収穫からとなるでしょう。
2、「物価高」という大義名分の影で、需要に見合わないコメの不当な高値吊り上げが横行している。消費者不在のマネーゲームに興じた生産者や流通業者の経営責任は極めて重い。今さら不良在庫の損切りを迫られたとしても、それは自業自得というものだ。 政府は物価高対策と称してお米券を配布し、業者の失策を税金で救済するような、不健全な市場介入を絶対に行うべきではない。
3、精米した白米の賞味期限は1カ月なんですね。玄米は薄皮がコーティングされた状態であり、酸素の透過を防ぎコメの酸化を防いでいます。しかし、精米して薄皮を剥がすと、酸素が米に含まれる脂質を酸化させます。
すると、脂質が酸化して臭い匂いを放つようになり、さらに水分も蒸発してパサパサのまずいコメになります。販売されている白米の袋には精米年月日が表示されています。精米から1カ月経過した白米は商品価値がなくなってしまうのです。そうなると加工米用に回す位しか用途がありません。白米を買う場合は、精米年月日を確認してなるべく新しい商品を買い、賞味期限が1カ月を過ぎた白米は買ってはいけません。消費者が精米年月日を確認して購買行動することで、白米の価格は適正な水準まで下がるのです。
4、JAと卸が儲けようと便乗値上げしまくって、農家やその他からお米を貰って売るほどある農水省大臣まで加担してたある種公的な相場操縦を行なっていたようなもんだらな。現農水大臣も恐らく美味しい思いをしてきた見返りをオコメ券で返そうとしてるだろうから価格はなんとしても下げたくない思惑が働いてるんだろう。しかし賞味期限がある米は時間が経てば売れなくなる上に倉庫の賃料なども絡むので損切りを絶対してくるのて、この流れを止めるなら庶民はしばらく米を買わない方がいい。
歪な構造を急に作ったら反動も急になるんですよ。根下がるまで待ちましょう。儲けた分耐えられるから気にしない気にしない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/089b36323028bdd8d7b30c01f03556c4c9b7980a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]