年末年始、華やかな喧騒の裏で独り耐える原田幸助さん(69歳仮名)の実状。彼は地方都市の古いアパートで運転代行の夜間アルバイトをしつつ、国民年金月6万円で慎ましい暮らしを維持しています。かつて愛された喫茶店のマスターだった彼の生活は、コロナ禍による客足の激減で一変し、店を閉めざるを得ませんでした。今もアルバイトで月15万円を稼ぎつつ孤独に耐える日々の中、年末年始には仕事の減少が彼を不安に追いやります。
過去の蓄えが乏しい原田さんは、困難な時期に精神的な負担を抱えながら、何とか日々を凌いでいます。

このような状況は、単なる個人の問題として片付けるべきではありません。社会には、原田さんのように厚生年金に加入していない個人事業主が多数存在し、彼らは老後に国民年金のみで不十分な収入を得る現実に直面しています。この制度の欠陥は、多くの高齢者を孤立と貧困に追い込んでいるのです。解決には、まず国民年金と厚生年金の差を縮める法的措置の検討が急務です。また、個人事業主が利用できる年金基金や企業共済の周知徹底も必要で、さらには個人が計画的に老後資金を準備するための公的アドバイスの提供も欠かせません。我々が直面するこの問題は、単に制度の柔軟性を見直すだけでなく、社会全体が取り組むべき課題として位置付けるべきでしょう。
これにより、高齢者が安心して暮らせる社会の形成が求められています。
ネットからのコメント
1、アラフィフの自分は自営業の家に生まれて、父は50代まで厚生年金に入ったことはなかったと思うし、母は厚年加入歴ゼロだけど、若い頃から個人年金かけてたみたい。自営業の人が年金少ないのは当然。この人、ずっと経営が苦しくて老後の備えができなかったんじゃなくて、コロナまでは問題なかったんだよね。だったら自業自得でしょ。だいたい、6万の年金と15万のバイト代なら、常に食うや食わずではないと思う。忙しい時期の給料から、年始の減収分を残しておけばいいだけじゃないの?お金をあるだけ使っちゃう人って、どうしたら矯正できるんだろう。個人の勝手で済んでるうちはいいけど、貯金する意識の無かった人に生活保護になられると、社会全体の迷惑になる。
2、まさに我が家夫婦がコレ。ずっとじゃないけど自営業時代が18年ほどありその間国民年金以外に何もしてなかったから今になって資産形成に励んでいるアラ還です。お恥ずかしながら自営業時代はそれなりに稼いでそれでいい気になって散財ばかり。
それはそれで楽しかったけどもう少し老後のことを考えときゃよかったなあと反省もする。なんだかんだで老後もなんとか生き延びられそうですが若いうちから老後のことは考えておいたほうがいいのは自明なので若い世代の方はがんばって!
3、40.50.60代の方々は日本経済からすっぽりと抜け落ちてしまった感がありますiDeCoやNISAも最近始まった制度ですしiDeCoやNISAそして政府が盛んに投資を推奨するのは年金で国民の老後を支える事が無理だと分かっているからです年金で暮らせ無い方々が生活保護に移行していく未来が心配です
4、よくTVで、採算割れギリギリの価格で食堂とか経営している人を見るけど、何かあった時に大丈夫なのだろうかと心配してしまう。サラリーマンは見かけの給料は低くても年金、社会保険、雇用保険、退職金相当分は天引きされているので、本当はそれを含めたものが労働への対価。病気をしても有給の間は給料が出るし、それを越えて欠勤してもある期間は雇用が維持される。自分でこうした福利厚生に労力を割かなくても会社がやってくれるのがサラリーマンだ。
自営業の人たちはこうしたものに相当する部分を自分たちで担保しなければならない。働くことへの自由度が大きいとは言え今の日本の状況でそれを個人で達成するのは相当に大変だと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f035b04eac7d8b3787a1c8aaf81555a3a15eafd4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]