中国の王毅外相は、2023年9月30日に北京で開かれたシンポジウムで、米国が台湾に110億ドル（約1兆7000億円）相当の武器売却を承認したことに対して「激しく抵抗」する必要性を述べました。この発言は、中国軍が台湾島北方の海域で長距離実弾演習を行った直後に公開されました。中国は、台湾を自国領土の一部として主張しており、武力行使による併合も排除しない姿勢を示しています。

王氏は、台湾の独立派勢力による挑発行為や米国の武器売却が中国と台湾の統一を妨げるとし、これらの試みは必ず失敗に終わると強調しました。

中国の大規模な演習と王毅外相の発言は、台湾情勢の緊張をさらに悪化させていますが、問題の本質は単なる武器売却の是非を超えて、地域の安全保障バランスの変化にあります。まず、中国が一方的な主張に基づく軍事圧力を強めるのではなく、台湾を含む地域の安定を求める努力が求められます。第二に、アメリカは武器売却という単純な力の誇示ではなく、国際的な外交努力を通じて台湾問題の平和的解決を模索するべきです。第三に、台湾自体も、独立を目指す勢力が挑発行動ではなく、中国との合理的な対話を追求する必要があります。強い国家間の競争が国民の安全を脅かす現状は、即時に解決されるべきであり、互いに協力することで地域の安全を再構築することが最も痛快な進行方向でしょう。

ネットからのコメント

1、激しい挑発と、軍備拡大を過去最高に行ってる中国は、他国を批判する資格無し。そして、内政干渉されたくないなら、他所の国にの内政干渉をしない事だ。中国が覇権的に軍備拡大したら、近くの国々は防衛力強化のため、軍備増強するに決まってるだろ。

2、台湾に超極秘裏ににアメリカが核シェリングをしたら、どうなるのか。中国は全く引かないで、即座に軍力で台湾侵略するのか。それともアメリカを国連で非難して、様子見をするのか。はたまた、代替として尖閣に上陸して、ミサイル配備で実効支配をかまして、台湾を睨むのか。なかなか興味深いシナリオではある。映画にする価値はあるかも。

3、日中友好議員連盟の日本の国会議員と笑顔で握手し日中友好を演出していた中国の王毅外相だったが、今や、世界中で日本批判を展開しています。中国駐日大使であり日本通として知られ日本にも多くの知人がいる王毅外相だが、今や、猜疑心が強いキンペーから日本通であることを理由に粛清される危険性がある状況になり、ひたすら、キンペーに向かって忠誠心を発揮した言動を繰り返しています。

日本は主権と自国の平和を守るためには、日米安全保障条約を根幹とした軍事力の増強、NATO豪印比などとの連携強化を進捗することが抑止力に繋がります。今後、米国一辺倒の安全保障体制から多国間連携へと転換することが重要になります。

4、中国がいくら抵抗しようと、アメリカには何も出来ない。中国がアメリカに関税攻撃をするのか？それとも、グアムあたりまで空母を遊弋させるか？両方とも倍返しされるのがオチだ。結局、中国はパンダでもアメリカから引き揚げるくらいが関の山だ。