IMFの最新予測によると、台湾は今年、1人当たりGDPにおいて韓国をわずかに上回る見通しです。この結果は、世界的な先端半導体需要の高まりにより、台湾の経済成長が加速したことによるものです。IMFレポートによれば、シンガポールが1人当たりGDPで突出した首位を記録し、マカオ、香港がそれに続きました。台湾は「シリコン・アイランド」としてその地位を強固にしており、2025年に3万7827ドルに達すると見込まれています。
一方、アジア第2位の経済大国である日本は、3万4720ドルで昨年に続き台湾を下回る順位となっています。

このランキングは、一見するとアジアの経済力を示すものの、隠された問題も浮き彫りにします。所得格差や迫り来るインフレの影響を考慮しないGDPランキングは、その国の本当の経済状態を過小評価する可能性があります。経済成長が必ずしも全人口に恩恵を及ぼさないという点を指摘しなければなりません。まず、制度改革により所得分配を公正にすることが求められます。次に、消費者物価指数などを用いたインフレ調整を行い、実質的な生活水準を測るべきです。そして第三に、国民全体の福祉を向上させるため、教育や社会福祉の強化が必要です。GDPの数字だけでは追い切れない、生活の実際を見据えた政策が求められています。真の豊かさは、単なる経済指標を超えたところにあります。
ネットからのコメント
1、結局ね、上位3国(地域)はドルと為替連動またはバスケットをしている国であり、金融政策を放棄する代わりに、いまの強いドルの恩恵を享受している。日本は異次元の金融緩和の後遺症と物価高に押されているが…。一部が日本の国力の低下というが、それは言い過ぎであり、単に為替上の問題にすぎない。必要なのは経済対策ではなく、少子化対策と経済成長戦略。
2、マレーシアにいるが、日本より生活が豊かだと思うね。まず物価は日本とあまり変わらず、家賃は安いがプール、ジム付きのマンションが当たり前。車は日本よりも高いのになぜかみんな高級車乗っているし、当たり前のようにだれでも海外旅行します。データ的に一人当たりのGDPは日本の半分だが、社会保険天引きされないのが特に大きいかな。
3、ドルインデックスは現在98なので100以下。つまり世界的には現在はやはドル安の状態(対ユーロやスイスフランなどで)。それにもかかわらず円に関してはそのドル以上に安くなっているため深刻な円安となっている。もしドルが値上がり始めドルインデックスが105を超えてきたら、円は170円とかになるのではないか?為替にせい、ではなく、なぜ円が弱いのか?を考える時期かもね。
4、近年の国際数学オリンピックの成績とか日本はタイやベトナムと変わらない年もあるしアジア諸国も政治が安定し各国教育に力を入れてる成果が現れているともいえる日本人は生まれながらにして優秀なんだという幻想は抱くべきではないね
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2eed8c0c87e9fc250a2444ee72b192462fe00717,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]