事件概要:2025年8月2日、東京・後楽園ホールで行われたボクシング興行において、2名の選手が試合後に急性硬膜下血腫と診断され、開頭手術を受けました。そのうち、神足茂利選手は8月8日に亡くなりました。これに先立ち、5月にもIBF世界ミニマム級前王者の重岡銀次朗選手が試合後に開頭手術を受けています。亀田史郎氏はリングでの事故の原因をスパーリング時の蓄積的なダメージにあると分析し、ジムでのトレーニング環境や選手管理の重要性を強調しました。
コメント:ボクシングというスポーツが抱えるリスクは、時として選手たちの命に関わる問題を引き起こします。今回のような悲劇的な結果が続く背景には、スパーリングという練習段階での蓄積的なダメージがあることを、亀田史郎氏は的確に指摘しています。特に、試合前の過度な減量や過酷なトレーニング環境が選手の健康に与える影響は無視できません。ボクシング界は、選手たちを守るためにさらに厳格な管理体制や規制を整えるべきです。特にスパーリング時の安全対策を強化し、トレーナーの責任を明確にすることが求められます。また、リングでの事故を防ぐためのルールの見直しや、試合後のケア体制の充実が急務です。選手が安全に戦い、心身ともに健全な状態で引退できるような環境作りが最も重要です。
ネットからのコメント
1、普段は目も向けないが、この意見には同調出来る。
調整が上手く行ったとか、行かなかったとかの試合後のコメントもよく聞くけど、日々の練習とスパーリング、さらには減量がある。減量ってのは身体全体に凄くストレス掛かるからね。スパーも自分だけが撃つわけでは無いから。色々な面での蓄積や勝負事に対する目に見えないストレス、プレッシャーも試合までの目に見えない疲労感の蓄積などもあるだろうね。選手もトレーナーといくら信頼関係があっても、勝ちたいと言う自分へのプレッシャーが見た目とは違うストレスになっているかもしれないし。ボクシング界全体の永遠のテーマだろうね。
2、これに関しては史郎の意見も一理ある。ボクシングは減量をしながら本番にむけて挑むスポーツ。練習時にヘッドギアを使用してもスパーリング時での頭部へのダメージは多かれ少なかれ必ずある。だからといって顔面への攻撃をしないスパーリングは防御対策の練習にならず意味がない。対策としては試合前の頭部レントゲン検査の必須化やメディカルチェック強化。試合時のリングドクターを複数配置した強化やレフェリーの一層の知識向上だと思う。
3、亀田三兄弟はディフェンス能力は非常に高かった。
興毅35戦、大毅34戦、和毅47戦して三兄弟とも一度もKO負けしたことがない。ダウンしたところもほとんど観た記憶がない。ガードを高く上げて鍛え上げた腹筋で耐える。軽量級のパンチでは耐えられるところまで強靭な腹筋にしたのだと思う。ボディにも急所はあるけど、そこも確実に打たせない対応力はあった。相当な練習をしてきたのだと思う。史郎さんの子供たちを守る愛情もあったのだと思う。批判されがちだけど、じゃあ他のプロボクサーで亀田よりストイックに守備を磨いてる選手や高度なディフェンスがあるのかというと、そういう選手は中々思い浮かばない。ただ守備力意識が高いからこそ、KO率も少なくなり、当時のビッグマウスのキャラクターと乖離して、アンチが増えてしまった。でも守備的なボクサーでプロモーションしても40%の視聴率は間違いなく作り出せなかった。難しいところではある。
4、ベアナックル時代の方がリング禍は少なかったと言われてるしグローブの質が良くなればなる程ダメージを負わされる時間が長くなるという本末転倒な矛盾が生じてくるという現状かスパーリングは実戦練習としては欠かせないし悩ましい所だ
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e6feadca5fc60f3cc4fc483a0dde302c02a5fec4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]