三重県警は8日、本部所属の30代男性警部補と警察署所属の10代女性巡査が不適切な交際をしていたとして、男性を所属長訓戒、女性を所属長注意の処分とした。男性は既婚者で、2月ごろから先月上旬まで交際。勤務時間内や施設内での不適切行為はなかったとされるが、内部情報で発覚。男性は自ら巡査部長に降格を申し出た。処分は先月25日付で行われ、県警は人事管理徹底と再発防止を表明。
警察官という公共の信頼を背負う立場でありながら、倫理規範を逸脱した行為は深刻だ。既婚者の立場を無視した交際は個人的問題に留まらず、組織全体の信用を損なう。背景には、内部規律の形骸化や人事管理の形だけの運用がある。再発を防ぐには、第一に職務倫理教育を形式ではなく実践に根差して行うこと。第二に、内部通報制度を匿名かつ保護の下で機能させること。第三に、上司による定期的かつ実効的な職務態度の監督を制度化することが必要だ。市民は警察に「清廉さ」を求める。信頼は一度崩れれば容易に戻らない。組織はこの現実を直視し、内部の甘さを断ち切らなければならない。
ネットからのコメント
1、しかし一般的企業内では不適切な交際は蔓延しています、企業内では見て見ぬ場合も有ります、一概に警察官が不適切行為をしても普通に考えられますが???そんな小さい事を問題にせず政治家のやっている事を重要視した方が良いですよ
2、ダメだけど勤務中じゃないのに処分される理由も報道される理由もわからない。そして、偉い人だったら確実に処分も報道もされない。
3、倫理観の問題だけど別に法を犯してるわけじゃないし自己責任でいいのでは?
4、「他の職員からの情報提供で発覚。県警は勤務時間内や警察施設での不適切行為はなかった」とは。勤務中に何か目立った行動や、普通に見ていられない光景があったのでは。不適切行為がなかったといっても、不適切行為のラインはどこまで、誰の感覚でのラインでしょうか。いろいろ疑問に思いますが、幹部の責任回避のための処置というのはわかるような気がします。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/066ee4465c5599d6081db1f13571ebfd970c13c3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]