政府が物価高騰対策として提案するおこめ券の配布に関し、2025年12月16日の記者会見で、鈴木農相は、自治体がこれを選んでも米価格への影響は限定的だと述べました。新米の価格が高止まりし、販売が不振なため在庫が溜まっている中で、鈴木農相は令和7年産の米供給が潤沢であることを理由に、需給バランスへの影響は少ないとしています。
専門家も同様の見解を示し、「コメ余り」が顕在化しているとして、価格に大きな影響はないと述べています。ただ、米価高止まりによる小売価格の問題や、自治体が経費の高さなどの理由でおこめ券を採用しづらい点もあります。
現在の新米価格の高止まりは、消費者に大きな負担を強いており、こうした状況が続くのは異常です。農相の楽観的な見解に反し、現場では在庫が溢れ販売が鈍化しており、小売価格の停滞が続いています。制度の欠陥として、米価を柔軟に調整できない仕組みや、経費率の高さが自治体の導入を阻んでいることが挙げられます。この状況の改善には、まず価格調整メカニズムの見直しが必要です。具体的には、在庫対応を柔軟にするための市場監視強化、流通コストの削減策、さらにおこめ券利用のインセンティブ強化策を講じることが求められます。こうした制度改善に向けた具体的対策が講じられない限り、市場と消費者の隔たりという価値観の対比が露呈し続け、結局のところ消費者が辛酸を舐めることになります。
ネットからのコメント
1、「お米券」を食料品支援に選択する自治体は少ないようなので、米価格への影響は少ないかもしれないですね鈴木農水相のおかげで「お米券」が券面500円でも440円分しか使えないことが分かったし、60円分の内40円分がJAや全農の利益と言うことも分かって良かったです鈴木農水相…米不足を招いたのに、なぜ減産するのか…も教えていただけませんか?備蓄米を放出した分、国も買い戻さないといけないはずなのに…なぜ減産するのですか?増産した方が、需要と供給のバランスから価格も下がるのではないの?今の価格のままでは米離れが進んでしまうだけだし、食料自給率の面でも不安なのですが…なぜ減産するのですか?
2、近所のスーパーに2024産のブランド米数種類が山積みされて、価格も一時より下がってました。新米だと5kgで6000円前後するので手が出ませんが2024産は4千円台後半です。しばらく見なかった商品が山積みしてるとは、在庫調整して値上がりを目論んでいたように思われます。もっと値下がりするのではと期待します。
3、正解はコメ券によって米の価格は高止まりするまた、米が余っているというが、コメ券は期限付きだから無理やり国民は高値での買い取りを迫られることになり、与党の都合の票田の養分になるしかもコメ券の原資は税金ですこれは圧政以外のなにものでもない。
4、今でも十分に高値だ。暴騰価格、異常価格だ。これ以上、上げる必要はないだろうし、上げたら社会から叩かれる。ただ、お米券は、価格を適正価格に下げる効果はない、または、下がるスピードを遅らせる。おこめ券が発行されれば、他の食品にも使えるとは言え、主食である米を買う人が大半だろう。それが見込める限り、業者は、米の価格を下げないだろう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/53c2e41f5dcca430e97a8ba6b80eb1d120d55205,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]