京都では、2025年の外国人旅行者数が前年を上回る勢いにもかかわらず、宿泊料金の値下げが進行中です。観光名所でにぎわう中、京都駅周辺の宿泊施設では、昨年12月の平均料金が約2万円だったのが、現在は1万円を下回る施設も多く見られます。主因は、中国人観光客の減少であり、背景には日中関係の冷え込みがあります。11月には中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけ、航空券キャンセルが54万件を超えました。
さらに、オフシーズンや関西万博終了も影響し、ホテル業界では価格調整が進んでいます。地域的には、大阪、名古屋、金沢も同様の影響を受けており、主要都市では幅広く経済的な影響が観察されています。

宿泊料金の値下げが続く京都の状況は、単なる一時的な価格変動に留まらず、観光業界全体の矛盾を浮き彫りにしています。異常な宿泊料金の高騰は多くの観光客の負担となり、持続可能性を欠いたビジネスモデルが問題となっています。この問題の背景には、中国人観光客に過度に依存した観光戦略の脆弱性が露呈しています。再発防止に向けて、まず各ホテルが安定した顧客基盤を築くことが重要です。マーケティングの多様化や、地域資源を活用した国内旅行者の獲得強化も必要です。また、地元政府と観光業界が連携し、インバウンド動向の変化に対応できる柔軟な政策を策定することも急務です。
このような改革によって観光業は地域社会とともに持続可能な発展を遂げられるでしょう。顧客本位の戦略に転換できなければ、観光業界は一過性の利益のみを追求する風潮から抜け出せません。それでは根本的な解決に至らないのです。
ネットからのコメント
1、昨日大阪に泊まったんだけどそのホテルを早割で予約してたけど、そのあとに見たら早割より安くなってたから取り直したよ。昨日京都に夜ご飯食べに行ったときに聞いたら、京都はずいぶんとホテルが安くなってるって言ってた。インバウンドの恩恵を受けてないからありがたい。
2、良いことだ。昔のように日本人だけの日本になって、日本人のための日本人による経済に戻ってほしい。日本は資源豊富だし、観光客に限らず中国からの輸入など一切なくても何の問題もない。日本は日本だけで生きていける国。むしろ、そうすることで、昔のような世界一の大国になれるはずだ。
3、高いし混んでるししばらく家族旅行は控えていたが、来年は国内旅行に行く予定。やっぱり日本人が国民旅行に行けないなんて間違ってるよ。インバウンドもいいが、ほどほどにね、オーバーツーリズムで地域の人にも負担が大きい。
一時の加熱が収まり、普通に旅行を楽しめるようになってほしい。欲を言えば海外旅行も気軽にいける為替と物価差になってほしいね。
4、京都市民です。観光客が減ったかどうか観光業界の人間じゃないので分かりませんが、京都はホテル増えすぎです。だいたいこの前までコインパーキングだったところはすぐホテルになります。観光客の減少かどうか分かりませんが、結局はホテルが増えすぎた価格調整はきたのではとは思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e52e3a8c98377339ccb732d99af89bee8042f8be,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]