フィンランドでアジア人に対する人種差別が相次ぎ、特にミス・フィンランド代表の「吊り目」ジェスチャーが国際的に批判されています。この行為は人種差別的な表現であり、結果として彼女は称号を剥奪されました。しかし、この問題はミス・フィンランドだけでなく、フィンランドの一部国会議員が同様の行為を繰り返したため、さらに広がっています。
これに対しては「冗談だった」との説明がされていますが、これは行為の意図よりも、その受け取り方と歴史的背景を無視した言い訳とされています。フィンランドは人権先進国としての評判を持っていますが、この事件を通じて、差別に対する無知や無視と向き合う必要性が浮き彫りになりました。
アジア人への差別行為が顕在化したことで、人権を重んじる国家イメージがフィンランドで揺らいでいますが、この問題は国家の本質や個人の過失として一概に断罪すべきではありません。要点は、真に人権を尊重する社会とは、差別が起きた際にその間違いを認めて修正する能力があるかという点です。このような出来事は、どの社会においても完全な非差別を実現することが難しい現実を反映しています。それよりも重要なのは、差別的行動が指摘された際に内省し、改める姿勢を持つことです。「冗談」という言葉で差別を軽視する行動が続く限り、人権意識の実践からは遠ざかるのみです。この事件を契機に、多様性を尊重する社会への変革が求められています。
ネットからのコメント
1、正直最初のミスフィンランドは、芸能人?とはいえまだ22歳だし、仲間内の会食を友人が撮影→中国なんたらの字幕をつけてアップ→炎上って流れだから、酌量の余地があるのよね個人的には。
でもその後の国会議員のふるまいは余りにも言い訳できない。差別的ジェスチャーを知識として知らないとは思えないし、炎上の経緯を理解していれば、処分の撤回を求めて連帯を示すにしても、その方法が適切ではないことはわかるはず。
2、残念ながら差別意識っていうのは、人間の本当に根深い所に存在する感情だから、それを理性で無くすということは不可能だということを認めるしかないよね。自分だって、誰にでも差別感情をもたずにいるなんてことは不可能だと思う。どうしたって、心の奥底では、差別したり軽蔑が存在していると思う。だから、きれいごとで済ませる社会ではなく、そうした意識が誰にでもあることを認めつつも、それを表に出すことは恥ずかしいこと、出してしまったらすぐ謝罪することを当たり前とする社会に変えていくしかないよね。
3、日本人の多くが、フィンランドは差別が少ない人権意識が高い国と思っていたはずです。だからとても驚きましたフィンランドの副代表をまで務めた国会議員や子どもの権利を守る協会代表、EU議会議員、人権大使、駐日大使に至るまで吊り目ポーズは差別ではないと断じていて、それを行ったことに後悔すらないのですから国家単位でリアル差別主義を見ましたよフィンランドは差別が無い国ではなく差別を差別と認識できない人たちの国なんです21世紀の先進国であるハズの国でこうなのですから、差別が無くならないハズですね悲しいなあ
4、政治家がこれをやるのはそういう国だと見られて仕方ない。欧米諸国はアジア人に対しては無意識のレベルで差別をしている。これで差別が少ない国と言われていた。結局は白人が差別を決めてると思われても仕方ないことをしている。もうアジア人の人権組織を作って抗議するか、アジア諸国で経済制裁をするしか白人連中は気付かないのではないか。嫌いな国の国民がいるのはどこも同じだが、吊り目ジェスチャーはアジア人全体に対する差別行為でありそれをそんなつもりなかったは筋が通らない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/15de2967cbfd77ada00def3d80131ccf479c4a80,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]