本田技研工業は2023年12月16日に日立製作所からアステモの株式を21%追加取得し、アステモを連結子会社とすることを発表した。アステモは、2021年に複数企業の統合で誕生し、高いソフトウェア開発力を強みとしている。ホンダはSDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)時代の到来を見据え、アステモの技術力を活用してコスト競争力と開発力の向上を図る。
株式取得は法令に基づくクリアランス取得後、2027年3月期第1四半期に実施予定で、ホンダ主導でグローバルサプライヤーとして成長を目指す。

この決定は、ホンダの戦略的な進化の重要なステップであり、SDV技術における競争力を確保するための合理的な選択と言える。しかし、自動車業界全体の変革を背景に、新技術の導入と開発のスピードが求められる現状において、ホンダの動きはさらにゲームチェンジャーを引き起こす可能性がある。まず、ホンダはアステモとの連携によって、より革新的なSDVソリューションを展開することで市場をリードするべきだ。次に、企業文化の融合を図り、従業員間の技術共有を促進し参入障壁を低下させることが重要である。そして、環境への配慮を忘れず、持続可能な技術開発を推進することで、社会的責任を果たすことも忘れてはならない。
ホンダはグローバルな競争の中で、その影響力を最大化する必要があり、アステモの強化はこの目的に非常に有用である。今後の変革を期待するとともに、自動車産業における新しい価値創造を願う。
ネットからのコメント
1、近年の日立は事業売却をドラスティックに行なっているので、日立オートモティブ→アステモになった段階で、いずれアステモも売却されると思っていました。でもホンダで良かったですね。中華系企業や外資の投資ファンドに売却される事も普通だし、そういう日立子会社もありましたからね。日立の主要子会社売却はこれでようやく一区切りかな?今残っている主要子会社はルマーダと連携出来そうな企業が多いので。
2、アステモは合併でデカくなったのは良いけどホンダの連結っていうのはなぁ。上場してもうちょっと独自性をはっきさせたほうがいいんじゃないかな。1兆円クラスの部品会社を子会社化するなんてトヨタもしてないぞ。
3、日産厚木工場が分社化した厚木自動車部品、改めユニシアジェックスも、アステモの源流の一つでしたね。結果的に日産系からホンダ系へ、ワンクッション、日立を介して移行した格好ですね
4、日立は建機、造船、金属等グループ会社を切り離してきたが、ついにオートモーティブシステムズも完全に切り離された。自動車部品なんて高い品質が求められる割には値下げ要求が厳しく利益が出ないから売られたんだろう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/bdc3112cf1ee63c61e9b7e044254e5824d7c2887,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]