1月1日、81歳で肺がんにより亡くなった久米宏氏は、『ぴったしカン・カン』『ザ・ベストテン』『ニュースステーション』などの人気番組の司会者として活躍し、テレビ業界に革命をもたらしました。久米氏は、テレビアナウンサーとしての枠を超え、肩肘張らぬ自然体で視聴者に親しまれました。特に『ニュースステーション』では、報道番組をバラエティ化し、視聴者の感情を代弁する斬新な手法を導入しました。この変革は、日本のテレビの形を大きく変え、久米氏の知性と品格が視聴者に深い印象を与えました。

久米宏さんの訃報に接し、多くの方がショックと悲しみを感じていることでしょう。彼がテレビに残した影響は計り知れず、私たちが日常的に目にする番組のスタイルの多くには久米さんの革新が息づいています。しかし、彼が手がけた『ニュースステーション』のような新しい試みは、伝統的な報道とバラエティの融合による複雑な評価を受けることがあります。
報道の厳粛さと娯楽の軽妙さをどう調和させるべきか、これはテレビが抱える永遠の課題でもあるといえるでしょう。久米さん自身もその功罪を問うていますが、彼の偉大さはその冷静な自己分析にこそあります。久米さんの訃報を受け、彼が築き上げたテレビの新しい形を振り返りながら、彼の創造を未来に活かす方法を探ることが大切です。彼の功績を通じて、私たちはメディアの持つ力と影響を再度認識するべきでしょう。
ネットからのコメント
1、久米さん本人は「こんなニュース番組がひとつくらいあってもいいだろう」というスタンスだったけど、人気が出るにつれ、テレビ朝日が社会を動かすために使おうとしたり、ほかの時間帯でも「ステーション」を冠した番組を始めたり、NHKを含む他局もNステを意識した番組づくりを始めた。なので本人よりも周囲の「功罪」を考えるべきだと思う。
2、久米宏さんは、従来の歌番組やニュース番組に革命を起こした人といっても言い過ぎではないように感じます。「ニュースステーション」では、原稿を読むだけでなく、視聴者の目線に合わせて言葉を選び、時に権力にも切り込む姿勢は、他とは一線を画していました。
そうして報道をわかりやすくした結果、軽さが残った面はあったのかもしれません。ただ、その功罪を自分自身で冷静に振り返っていた点に、久米さんらしさを感じます。テレビが一番力を持っていた時代の象徴的な存在でした。
3、当日の報道ステーションの追悼版を観たが、涙が出るほど懐しいというか郷愁のような感情でした 中学時代、夜中にこんな面白いことしてるじゃん、と驚き、TBSのドラマ、男女7人の特番の日は、それが終わった10時50分頃、「男女7人をご覧になった皆さん、面白かったですか?」とカメラに問いかけたのも最高でした 本当に楽しい時間を過ごすことができたことに感謝しかないです
4、ニュースと言えば愉しくない番組ばかりだったのが、笑いながらニュースを知れる番組を作ったところが画期的でした。しかし後発の番組は、そのバラエティー性だけを追いかけ、久米氏のマインドと言ったものは継承しなかったように思います。それは即ち、自分の価値基準で考えて発言することだったと思います。久米氏は権力者とも戦ったとよく言われますが、彼の本質は単純に反権力でもなく、ポピュリズムでもない。
だから権力者にともぶつかるが視聴者ともやりあった。その事が久米氏を孤高の存在にしていると思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e55088f5229c091fb4f4b38caf55a6a945aca95f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]