西九州新幹線の未整備区間に関する意見交換が、佐賀県で行われました。佐賀県の武雄温泉駅から新鳥栖駅までの区間が未整備となっており、国はJR佐賀駅を通るルート案をフル規格で整備することを提案しています。しかし、佐賀県は財政負担の大きさを理由にこの案に難色を示しています。佐賀県の山口知事は29日に国交省の水嶋事務次官と佐賀空港で会談し、ルートの選定や財政負担の軽減について1時間にわたる意見交換を行いました。
山口知事は「佐賀県の事情を理解する環境を求める」と述べ、水嶋事務次官は「状況を前進させる必要がある」と応じています。

今回の意見交換は、西九州新幹線の未整備区間に関する持続的な問題を反映しています。国が示したルート案はなぜフル規格でないといけないのか、その必要性が技術的・経済的根拠を伴わず強調されている点に疑問を感じざるを得ません。膨大な財政負担を地方に押し付ける現状は、国と地方の資金調達の責任配分が不透明であり、制度上の欠陥を示しています。まず、具体的な費用項目や負担割合を精査し、双方が納得できる透明性を確保すべきです。次に、地元の交通インフラの改善が地域社会にもたらす長期的な利益を明確にし、理解を求める努力が必要です。最後に、地域の声を拾い上げ、民意を反映させたルートの再検討を通じて、調和の取れた地域発展を目指すべきです。
田畑が荒れることもなく、住民が安心して暮らせる地域こそが本来の進化を遂げるべきであり、これを無理に進めようとする姿勢は、単に経済成長のみを見据えるものとは区別されるべきです。
ネットからのコメント
1、フル規格で長崎まで繋げないと意味がないのは誰もが分かっている。しかし、佐賀県に拒否権がある以上、佐賀県の態度も当然といえる。滋賀県もそうだが、財政負担や並行在来線のルールがフィットしないケースが出てきてるなら、そのルールの枠内で解決しようとしても、うまくいくはずがない。もはや、そのルールを見直す時期に来ていると思う。
2、博多~佐賀までの特急で通勤に使う人が、7割は以上はいますね。1時間に3~4本、特急電車が出ている、もし、新幹線ができたら、料金は高くなり、特急の本数も1時間1本では、話にならない。博多~佐賀まで特急の時間が30分~40分新幹線でも10分早くなるかですよ。佐賀県民からいうと10分のために、高い工事費を出してやる価値がない。
3、事態を前に進めたいのは長崎県と国であって佐賀県ではないからなぁ。負担増で並行在来線の切り離しなんてなったら佐賀県のメリットないしね。
4、話が噛み合ってないよね。県の事情というか、過去の約束の経緯から当然の主張で進んでないのに、「事態を前に進めていく必要がある」ってのは負担問題と並行在来線が解決しないのに無理が有るよね。負担問題に限れば、フル規格のメリット受けるのは長崎県だし高い加算運賃を取れば何とかなるかもね。具体的には嬉野温泉駅と新大村駅の間は高い運賃導入ですね。並行在来線は難しいね、JR九州が折れるしかないと思うけどね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/109bbcf91ffaf7a8925efc81cb85da4aefd28fed,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]