高市早苗首相が小泉進次郎氏を防衛相に起用したことについて、元自民党幹事長の石原伸晃氏がBS日テレ「深層NEWS」で意図を推測しました。小泉氏の起用は早い段階からうわさが流れていましたが、石原氏は違和感を感じていました。石原氏は、高市首相が総裁選のライバルを内閣に入れることで、封じ込めを図っているのではないかと考えています。
また、小泉氏を官房長官にすると高市氏の器量を示すことになるという期待もあると述べました。小泉氏が防衛大臣を引き受けたのは、総裁選での「ONE自民」という言葉の重みからであり、彼の政治家人生における登竜門となる可能性があると石原氏は評価しています。
今回の人事は、政治的な駆け引きや内部競争の一例として注目されます。首相が総裁選で争った相手を重要なポストに起用する狙いには、見えざる政治的な意図と戦略が含まれていることを考えれば違和感があります。問題の本質は、政治的なポストや権力が個人的な対立や関係の調整によって影響を受ける点にあります。まず、政治人物が公約や政策の実現に集中し、個人的対立を政治人事で解決しないこと。次に、防衛相の選択が国防政策に基づくものであるかを検証し、透明性を確保すること。
さらに、政党内での人材育成を長期的に検討し、ポジション選定の基準を明確にすることが求められます。透明性と公正さが政治の基本価値であり、これを保つことで国民の信頼を築くことができるのです。
ネットからのコメント
1、かつての新政権閣僚人事でも同じようなことをやってきたはず。高市さんとて党内にあからさまな敵を作って政権が上手く維持できるとは思っていないと思う。内部に多少の軋轢が有るにせよ一応挙党一致体制でということでしょう。それが特別なわけでも悪いことでもないと思うがな。ぜひ高市さんには頑張ってもらいたい。
2、党内融和に向けて、総裁選の決戦投票まで競った相手だからこそ厚遇して要職に据えるのは常套手段だよしかも新防衛相の御膝元は海自母港である横須賀小泉進次郎が里帰りすれば当然、凱旋帰郷になる陰湿な意味での封じ込めじゃなくして好意的な処遇だと思う
3、この人事はなかなか上手いと思う。総裁選で145票も取った小泉氏を無視すると小泉派の議員から不満が出る。が、農水省に留任させると農協や農林中金にチョッカイ出されても困る。
防衛大臣なら、さすがに航空自衛隊に戦闘機の発進を命ずるなんて無茶は出来ない。多くの業務は防衛大学校の祝辞や観艦式への出席にとどまる。また、小泉氏大好きな吉村氏も防衛となると連携しにくい。やっかいな存在の小泉氏をあえて閣内に置いて身動きのとれない状況にする高市氏の采配はお見事だ
4、元議員が何を言ったところで変わらないからあまり参考にならないと思う。評論とか評価は専門の方に任せて、現場を下った人は黙って自分が本当に役にたつ行動をやって欲しい。石原さんには政治家として期待していただけに、こんな事やっているとニュースになると非常に残念。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8492d506b9cce55bebb8e4e3ba7e69d8cbce0b0c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]