国民民主党の玉木雄一郎代表が新内閣発足日に東京のJR新橋駅前で演説を行った。平日の夕方にもかかわらず広場を埋め尽くすほどの人出があり、聴衆からは賛同の声と大きな拍手が上がった。玉木氏は立憲民主党と日本維新の会との間で首相候補に挙げられたが、政策の相違が原因で維新と自民が接近し、「優柔不断」などの批判を浴びた。それでも演説で初心を忘れず頑張る意志を表明した。
高市新首相への祝意と共に「協力できるところは協力したい」と話し、特に年収の壁引き上げを訴えた。
玉木雄一郎氏の政治活動にはいくつかの懸念がある。まず、政策の相違によって、立憲民主党や維新との連携が上手く進まなかったことが、政界での立場を弱める結果になっている。これを改善するためには、政策の統一感を持ち、協議を通じて合意形成を図ることが必要だ。また、玉木氏が強調する年収の壁引き上げ問題についても、具体的な施策を示し、国民にメリットを説明する必要がある。さらには、党内外での意志統一を図り、一貫したリーダーシップを発揮することが求められる。これらを進めることで、国民民主党はより強い影響力を持ち、政治の舞台でしっかりと立ち位置を示すことができるだろう。玉木氏の誠意ある努力を多くの人が願っており、期待がかかっている。
ネットからのコメント
1、「政策本位」「基本政策の一致」これらの言葉は何回も聞いてきた。高市氏とは、基本政策の一致も自ら認めた。そこで概ねの決断をすべきだった。なぜなら、維新の政策では現役世代らを支える政策が不十分と玉木氏は言い、そのために国民民主党があるとまで演説で話した。であるならば、維新にまた年収の壁などを阻害されないために閣外協力でも良いから連立入りして、それを利用して自民党に圧をかけてやらせる手段もあったはずだ。維新は、政策への賛否はあるにせよ、自民党を逃がさないと同時に、自分達も責任を負うつもりで、自民党を利用して自民党に利用される決断をしたのだ。本気で政策を前に進めたいのなら、どこかでこういう決断をすべき時が必要になるし、それは高市氏がトップである今こそ、動くべきだったと思う。
2、政権与党として国民民主党の重要施策を推進するチャンスであり、それは労働者の生活に直結するもので有るのに支持母体の連合の頑なさが結果的に改革の足を引っ張っている。玉木氏も決断できないリーダーとして寧ろ評価を大幅に下げてしまった。
今後は是々非々で行くのでしょうが、何かキャスティングボードを握るというより蝙蝠がバタバタしてるだけに見えてしまいますよね。期待していただけに本当に残念です。
3、維新の吉村さんは、自党が消えてでも与党に入って日本を良くしたい、という情熱があった。玉木さんは、自分自身が首相になりたいが優先され、吉村さんの様な政策優先の情熱は無かった。今回のゴタゴタ劇で見えた、この差は大きいですよ。
4、この人に二度と政権奪取の機会はないだろう。「幸運の女神には前髪しかない」は、「チャンスは訪れたその時に掴まなければ、後からでは捕まえられない」という教訓を意味するヨーロッパの有名なことわざ通りになるだろう。ミッドウエー海戦で敵前爆装換装をさせた南雲提督と、護衛なしでも取りあえず攻撃に向かわせたスプルーアンス少将の決断力の差みたいなものか。慎重も過ぎると敵前逃亡に近い結果を出してしまう。今回も正に、南雲提督並の決断力かも。平時には優秀な指揮官が、混乱時に即断即決できない事例を後世に残した意味で素晴らしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4e8eff4c5afc7e7203c0cd271060d85d5a5fe9c5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]