大阪市難波にある「ホテルビースイーツ」では満室の日に、予約なしで常連と主張する男性が訪れ、宿泊を求めたとのことです。スタッフは満室であることを丁寧に説明し謝罪しましたが、男性は、「常連だから泊めてほしい」と要求。しかしホテル側は予約客優先の原則を守り、要望に応じませんでした。この出来事を紹介したホテルの公式SNS投稿は大きな反響を呼び、利用者のモラルやルール遵守の重要性が議論されました。
2025年の日本人の国内旅行1回あたりの平均費用は4万6574円というデータも合わせて紹介されました。

この出来事は、「批判が必要」の観点から対応すべき内容です。
規律とサービスが本来持つ意義を逸脱した要求に疑問を抱かざるを得ません。ホテル業界は、限られたリソースを最大限効率的に運営する必要があり、予約というシステムが成り立つ背景には顧客間の公平な処遇を実現するための合理性が詰まっています。それを「常連」という名目で覆そうとする姿勢は、公共の規範やサービス提供者への正当な敬意を欠いており、施設運営の根幹に対する乱暴な侵害とも言えます。
問題の本質は「サービス業=個別対応が当たり前」という誤った認識にあり、これは社会が無意識に助長した「顧客至上主義」の弊害と考えます。この誤解を是正するため、次のような改善策が求められます。
第一に、ホテル業界全体で「予約優先」の重要性を広める啓発活動を継続すること。第二に、スタッフ対応の透明性確保や効率的な満室情報共有システムの設置を推進すること。第三に、SNSを通じたルール遵守の啓発を充実させ、顧客の礼儀やモラルを涵養する環境整備を進めることです。
サービスは相互理解と尊重の上に成り立つものです。顧客側も節度を守ることで、社会全体がより快適な環境を享受できるのではないでしょうか。サービスが平穏を生む場であるべきだという価値観を再確認する契機となるべきです。
ネットからのコメント
1、真夏の石垣島で「満室」で立ち往生したことがあります。市内ホテルに宿泊して翌朝、離島便に乗って波照間島へ移動の旅程だったのですが、しかし波照間便だけ風による欠航となり、泊まっていたホテルもチェックアウト後は満室、他も満室、順番に電話を架けてもどこも部屋はなく困り果てました。ところがあるビジネスホテルのフロントマンが「当ホテルは満室ですが心当たりがあるので10分ほど後にもう一度お電話下さい」と。架け直すと、自分では「満室です」と断られた他のビジホに「一室確保しました」とおっしゃってくださいました。
恐らくダブルブッキングに備えたフロントマン同士の「空き情報」を私の為に使ってくれたのだと思います。客でもない、見ず知らずの私のような観光客のために親切に対応頂き感謝してます。ホテルの、経営会社の代表メールにお礼のメールを出しておきました。
2、よく使うホテルはチェックインのときに「いつもご利用いただきありがとうございます」とは言ってくれるけど、これって単に予約情報見て言ってるだけだよね。普通これを言われたからって常連とは思わない。自分から自分のことを「常連」って言う人って、自分本位でしか物事見れない人なんだと思う。
3、今は分かりませんが、昔は当日飛び込みの客は、空室でも断っていたホテルは多かったそうです。身元がわからないので、そのまま朝になったら居なくなってたってパターンが多かったそうです。数十年前に一人旅してて、長崎で当日飛び込みしたら数軒断られた覚えがあります(平日の空いていそうな日でした)。今はHPやじゃらんなどで当日予約もできるので良くなりましたよね。
4、昔より満室で断られる率は上がってると思う。
アポなし宿泊は危ない実感。オンライン宿予約サイトとダイナミックプライシングで客室回転率が上がったのだと思う。それも「コスパ良いホテル」が先に埋まるのでえらく高くてしょぼいホテルしか空室がなかったり。実際には空室があっても清掃員パートアルバイトが不足して清掃が追いつかず案内できない、の内部事情もあります。それでも日本のホテルでオーバーブッキングお断りは経験がないし、なんなら満室のホテルでほかのホテルを紹介してもらえたりするし、外国に比べればあんしん。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9ddfdb424efa35bdae32fb0481a7dbc7ce997456,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]