岩手県内におけるクマによる人身被害が深刻化しています。10月17日、北上市の山林で身元不明の男性の遺体が見つかり、すぐ近くには約1.5mのクマが駆除されました。この遺体は、行方不明となっていた温泉従業員とみられています。同市では10月8日にも約2km離れた場所で別の男性がクマに襲われ亡くなっており、同一の個体によるものかDNA鑑定が行われています。
専門家は、クマが人間を襲う事態が増える可能性を指摘し、クマの餌不足が背景にあると分析しています。北上市では、クマの生息域が人間の生活圏に入り込み、出没が日常化していることを強調し、今後の警戒が必要と呼びかけています。
こうした急激に進んでいる社会問題は、現状の自然環境と人間活動の矛盾を浮き彫りにしています。クマによる人身被害が増加している一方で、市民の安全が十分に守られていないのが現実です。まず、地方自治体はクマの生息域への監視強化と市民への情報提供を徹底すべきです。また、山間部の土地利用に関する規制を厳格化し、クマが生活圏に侵入しにくい環境を整えることが急務です。そして、専門家による地域特性に基づいた生態系管理を推進することで、長期的な自然共生のモデルを確立する必要があります。このような危機的状況に対抗するには、自治体と市民が一体となり、一歩一歩具体的な対策に取り組む以外に道はありません。
クマの存在を排除するのではなく、共生の道を探ることこそが、持続可能な地域社会の未来を切り開く鍵となります。
ネットからのコメント
1、なんだかなぁ。地域に熊を寄せ付けないことが大切とか、ゴミの出し方に気をつけてとか、もはやそういう段階ではないと思うのですが。もう熊たちは、人里に行けばおいしい食べ物がと言うことを知っているし、人間を襲ったような熊は、人間自体を獲物と認識しているものもいる。山の中で、食料を細々と焦るより、人里に出て、餌探しをしたほうがよほどおいしいものにありつけることと、効率が良いことを経験として学んでしまっている。これだけ毎日、人里に熊が出没していることや、それに比例して人的被害が発生していることを鑑みれば、一刻も早く大規模な駆除が急がれると思います。国や自治体が主導して、場合によって、市街地でも発砲できる位の法改正も速やかにして、今すぐにでも駆除に取り掛かった方がいいと思う。もう一刻も猶予もないと思う。このままではさらなる人的被害、小さな子供たちにも被害が拡大します。
2、クマは「完全にフェーズ変わった」けど、人間の対策は相変わらず「柿の木から早めに柿を取ることや、ごみを前の日に出さずに朝に出すこと」。
これではアップデートできておらず旧態依然のやり方、非常事態であるクマ被害の解決策を全く提示されていない。このようなクマとの共生を考える専門家の意見に従ってクマ対策を行った結果、生命財産を脅かす被害が拡大しているのが現状。クマから国民の安全、生活生命を守ることを第一に考える真の専門家がいま必要とされている。
3、>森林総合研究所 大西尚樹さん「クマが食べるために人を襲ったことが確定したわけではないけど、『今まで大きくて怖いと思っていたけど、 意外と簡単に人間は倒せる』と覚える。そうすると『食べるために狙う』という発想を持ってしまう>クマは野生動物ですから、当然弱肉強食の本能で動いている。人里に降りてきて人間など恐るるに足らないと「学習」すれば、当然『食べるために狙う』という発想になって、そういう行動が普通になるんですよ。だから人里に降りてきたクマは駆除するしか方法はありません。
4、熊と戦争する気で臨まないとやられそうだ今の貧相な猟銃だけでなく、グレネードランチャーとかぶっ放して一撃で頭を吹っ飛ばすくらいじゃないと残酷かもしれないが、人的被害の増え方が異常と言われる勢いゆえ、もっと大きい熊が出没する可能性もあるのではないか猟友会の方々だけじゃ気の毒だもう武装した自衛隊の出番なのかなと個人的には思っている
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1a82ff08ca3473f3961283aec0b71355d3bea0b4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]