京都の錦市場と大阪の黒門市場は、歴史と伝統を誇る老舗市場ですが、近年大きな変革を迎えています。訪日外国人観光客の増加を背景に、地元の利用客が減少し、市場内の店舗が相次いで閉店する状況に追い込まれています。黒門市場はかつて正月の買い物客で賑わっていましたが、今では外国人観光客が占める割合が増え、地元客は約1割に。土地価格も高騰し、新規参入する店舗の多くは外国人向けの高単価店となっています。一方で「黒門市場は価格が高い」との声も上がり、外国人の動向に市場関係者は不安を抱えています。錦市場でも同様に、80年の歴史を持つ蒲鉾店や160年の雑穀店が閉店しました。時代の変化により、市場は観光地化し、伝統的な風景が失われつつあります。

錦市場と黒門市場の現状を目の当たりにすると、その変化には心が痛みます。長年、地元の台所として多くの人々に親しまれてきた市場が、観光客頼みの商売にシフトする様子は、マーケットの本来の姿とは言えません。
地元の人々が普段の買い物を楽しむ場が失われ、店舗も高い賃料に耐えかねて閉店に追い込まれる現状は、明らかに制度や政策の欠陥を映し出しています。
この状況を打破するには、まず地元住民が安心して利用できる価格帯をもつ店舗を増やすことが重要です。また、外国人観光客だけに依存しない多様な客層を取り入れるために、地域住民との交流イベントを増やし、地域に根ざした商品開発を進めることも一つの手です。さらに、土地使用料や賃料の見直しを行い、中小企業が参入しやすい環境を整えることで、市場全体の活性化を図るべきです。
伝統を守りつつ、地元に愛され続ける市場を再生するためには、多くの人々の知恵と協力が必要です。地元の風情を失うことなく、新旧の顧客が共存できる魅力的な市場を目指して、一緒に考えていきましょう。
ネットからのコメント
1、個人商店は【一見さん】相手ではやっていけないが、私の認識。外国人観光客なんてほとんどが究極の一見さん私は台湾の大学、大学院を卒業してしばらく台湾で働いていたのが20代60代の今になっても台湾を訪れれば行く店はありますがそういうのはある意味特別。
飲食業ではないけど父が古美術商でした。飲食と趣味のものでは多少違うけど父の商売は常連さんが支えてくれていた様なものです。やはり常連さんをひとりでも多く抱えている方が安定して商売をできると私は思っています。
2、昨年12月に錦市場へ行きました。本当にいつぶりかわからない京都旅行。錦市場にも立ち寄りましたが、昔行ったときとあまりに変わっていて悲しい想いをしました。昔は京野菜など売っていたり、本当に京都の台所ってお店たちでしたが、今はなぜか刃物の店だったり、牛の串焼きの食べ歩き(しかもめっちゃ高い)のお店だったりで明らかに外国人目当ての店ばかり。夫と「なんだか悲しいね」と言ってそうそうに立ち去りました。もう行かないかな。
3、当初 訪日外国人に向けた強気の価格設定をして、それでもなお客が来るから外国資本が入って来て、結果価格だけが釣り上がって(ぼったくり)客が逃げて行った。残ってるのは固定客があって、店の担い手に壮年期の日本人がいる店だけ。価格帯を元に戻して、まともな商品を売れば日本人は戻ります。
外国資本は金が入らなければ逃げていきます。
4、どれだけ高いのか黒門市場を散策した。確かにインバウンド向けの観光価格の店もあったが、良心的な価格の店もあった。市場全体が地元客を無視し、インバウンドしか相手しないというような報道はどうかなと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b073a551002e239cd266212ea079967d36e6a349,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]