2025年8月12日、サウジアラビア・ジッタで行われたアジアカップ男子バスケットボール準々決勝進出戦で、世界ランク21位の日本代表はレバノン(同29位)に73―97で敗れ、ベスト8進出を逃した。前半からミスが目立ち、41―53と12点差で折り返し。第3Q序盤には1―11のランを許し最大26点差まで開かれたが終盤に追い上げた。
しかし最終Qでも逆転できず試合終了。吉井裕鷹がチーム最多16得点、ホーキンソンが15得点9リバウンドを記録も、3P成功率25.9%(27本中7本)と低迷、ターンオーバー15と課題を残した。
この敗戦は単なるアウェーの洗礼ではなく、日本バスケの構造的課題を突きつけた。第一に、3P頼みの攻撃構造が機能不全に陥った際の代替戦術が希薄すぎる。第二に、フィジカル面の弱さがペイントアタックの欠如を招き、相手の守備網を崩せなかった。第三に、ターンオーバー15という数字は技術・判断力・集中力の総合的不足を示す。改善には、①国内リーグでの接触プレー強化と審判基準の国際化、②代表合宿でのプレッシャー下ターンオーバー対策の徹底、③若手への長期的国際経験付与が不可欠だ。華やかな3Pの陰で、基礎的な強さを磨かなければ再び同じ壁にぶつかるだろう。
強い国は「不調でも勝てる土台」を持っている。今こそ見栄えより骨格を鍛える時だ。
ネットからのコメント
1、八村、渡邊、河村、ホーキンソン、ジェイコブス、馬場、比江島、富永、冨樫が揃ってて、飛勇とかハーパー、川真田のようなガッツある控えがいて、ようやくアジア一位が狙えるレベル。今大会のメンツでは、ここが限界でしょう。監督がどうこうではなく、これが日本の立ち位置なのがハッキリした。協会は、せめてワールドカップではベストメンバーを揃えられる活動をしないと、ロス五輪は夢のまた夢。
2、思ったよりも実力差あったな。ベスト8すら行けない現状を目の当たりにして今の体制では厳しいと協会が感じて何かしらの改革をしてくれればいいかなと。ベストメンバーの日本代表を今後見られることを期待します。
3、レバノン強かったな。ペイントアタックから厳しい体勢でも決めきるフィニッシュ力にズレを作って外からも適宜にスリー。反対に日本はペイントアタックしてもシュートまで行けずに手元で取られてターンオーバー。後半はハーパーと富樫のスモールラインナップでボールキープは出来るようになったけどフィニッシュが決まらないからターンオーバー減らせても点差を詰めるまでは行けなかった。
富永が完封されるのは仕方ないとしてもやっぱり得点期待できるのがホーキンソンだけなのが厳しい。出だしは吉井よかったし最後はジェイコブスもやれそうだったからもっと上手く使ってほしいな。てか、この大会に限らずテーブスをずっと使い続けるのが一番意味わからん。
4、日本代表の皆さんお疲れ様でした。ホーバスさんは日本バスケに大いに貢献してくれたし感謝してるけど流石に退任かな…。富永用のセットオフェンスは結局無かったし、大会中ずっと言われてたターンオーバー祭りも改善されませんでしたね。フランスに後一歩まで迫った一方で、バスケ後進地域のベスト16で24点差つけられ大敗。台湾、中国、韓国に負けてW杯予選を早々に敗退する可能性もあり得る。たまたま選手の質が高かっただけで、八村、河村、渡辺いないとこんなものなのだと再確認出来ました。中田英寿の様に、八村が感じているフラストレーションや危機感は肌感覚で周囲に伝わりにくいのかもしれません。子供達を集めてキャンプしたり、指導者の育成までしようとしてるのを見るに日本が世界基準に追いつけるように未来を見ての事なのでしょう。
サッカー界の様に世界基準に足を踏み入れられるかの大事な分岐点。協会は重く受け止めるべき。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9ddf5c05865e3be027c6bda06c71a98b5c818659,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]