2025年、国内の主要な106の花火大会のうち約8割(83大会)で有料席が導入され、その数は前年比で3大会増加した。しかし、78大会で有料席の価格が引き上げられ、特に「プレミアム席」の価格は大幅に増加した。最安値の一般席は5227円で前年比92円増、一方、最も高額なVIP席は12万円に達した。
また、有料席の導入と価格上昇は物価高騰や運営コスト増加が背景にあり、地元住民からは「地元なのに観覧できない」という不満の声も上がっている。これにより、花火大会の体験価値と価格設定のバランスが重要な課題となっている。
【批判型】
花火大会の有料席導入とその価格引き上げは、非常に深刻な問題を抱えている。物価上昇に伴う運営コスト増加を理由にするのは理解できるが、その影響を観客に一方的に押し付けるのは許されるべきではない。特に、最安値でも5000円を超える観覧席や、12万円のVIP席が登場する現状は、公共のイベントとしての本質を損なうものだ。
その背景には、根深い制度の問題が隠れている。花火大会は地域の文化であり、地元住民が参加できるべきイベントである。しかし、価格引き上げや「プレミアム化」の進展が、参加できる層を狭め、地域住民や低所得層にとっては敷居が高くなっている。このような事態が広がれば、花火大会自体が商業化され、文化的な価値が失われてしまう恐れがある。
解決策としては、以下の提案を挙げたい:
一般席の価格を抑え、地元住民向けの割引制度を設ける。「プレミアム席」の価格を適正範囲に収め、過度な豪華さを控える。有料席の一部を公共団体が補助し、地域住民にも楽しんでもらえるようにする。花火大会が地域文化として存続するためには、価格設定の見直しとバランスの取れた運営が不可欠だ。
ネットからのコメント
1、有料観覧席を増やして、お金を払ってもらって、その人たちには、それなりの対価でお返しをする。
令和の時代において、相応しいやり方だと思います。よく、マナーが悪い人たちがいますが、そうゆう人たちは大概、お金のかからない「無料」エリアに群がります。どこかの地域で、河川敷でのバーベキューを有料化したら、マナーが良くなったという事案もあります。ですから、ドンドン有料化して、マナーの悪い人たちには、来てもらわないようにして行きましょう!!
2、花火大会を「誰もが自由に楽しめるもの」とする考え方も大切ですが、近年のマナー違反やゴミ問題、警備コストの増加を考えると、全席有料化も一つの現実的な選択肢かもしれません。有料化によって観覧者の意識が高まり、運営側の負担軽減にもつながる可能性があります。もちろん、すべてを一律に有料とすることには慎重な配慮が必要ですが、一定のコスト負担とルール遵守を求める姿勢は、これからの時代に合った在り方ではないでしょうか。
3、花火を提供とか奉納する人たちが減ってきている。また、花火自体の値上げも行われており、花火大会の規模も小さくなり始めている。そういう意味では、観覧者がお金を払うことで大会の規模の維持・拡大が重要だし、そのためにも観覧席の有料化は自然な流れだと思う。
只で花火見て飲んで楽しめるのは良いことだが、特別席を用意して有料で売ることは自然な流れだと思う。
4、値上げは仕方ないと思う寄付や協賛金も減る中、花火の価格は以前の2倍くらい値上がりがあったようだ。縮小するかお金集めるかなので負担は仕方ない時代だと思う
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/dbeac706c3f74445c9b00abf484143c1e18d1bda,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]