2025年7月、参議院選挙での敗北を受けて、自民党の森山裕幹事長は、党内の両院議員懇談会で、選挙結果を検証するために参議院選挙総括委員会を設置することを発表しました。委員会は、選挙結果の分析と課題洗い出しを迅速に行い、8月中に報告書をまとめる予定です。その後、報告書を基に森山幹事長は、自らの責任について明らかにし、辞任する可能性を示唆しました。
今回の自民党の参議院選挙敗北は、決して単なる偶然ではありません。選挙結果を受けて、森山幹事長が辞任を示唆することは、一見責任を取る姿勢を示しているように見えますが、この行動が真の改革を促すものかは疑問です。問題の本質は、単なる一人の責任ではなく、党内の体制や政策の欠陥にあります。
まず、選挙戦略の欠如が顕著でした。候補者選定や地域ごとの戦略が適切に機能せず、党内の意見が十分に反映されなかったことが敗北に繋がりました。次に、党の一貫性の欠如。政策面で明確な方向性を欠いており、有権者に対するメッセージがぶれていたことも、支持を失う原因となりました。最後に、リーダーシップの不在。森山氏の姿勢や対応が後手に回り、選挙戦をリードする役割を果たせなかったことが、敗北を深刻化させました。
これらの問題に対処するためには、選挙戦略の根本的な見直し、政策の再構築、そして党内でのリーダーシップ強化が必要です。森山氏一人の辞任だけでは解決には至らないでしょう。党の未来を見据えた、真の改革が求められています。
ネットからのコメント
1、もともと参院選前にこう仰っていましたからね。「もし敗れるようなことがあれば大変だ。幹事長として、自分の政治生命をかけてこの問題に対応したい」分からないのは、次の発言です。「消費税導入や税率引き上げに尽力してきた政治家の思いが踏みにじられてはならない」「政治家の思い?」師匠筋にあたる、山中さんのことを念頭に置かれてのことだと思いますが、国民よりも「政治家の思い」を優先する訳ですから、敗けて当然でしょう。引退されて、鹿児島で農業に従事して欲しいですね。
2、選挙前の森山さんの「消費税を守る」や「企業献金は悪じゃない」という国民感情を理解していない発言は非常に大きかった。これで、自民党を見限った人も多かったのでは無いだろうか。選挙戦の敗北が無くても、旧派閥の有力者として麻生や岸田と同様に密室政治を行い、政治屋として政権与党の維持や利権を優先してきた。
森山さんの存在自体が自民党の負の象徴になっていることは否めない。80歳と言う年齢を考慮しても議員としての活動は限界だろう。新しい自民党を作っていく為に選挙戦の敗北の責任を取る形で議員の職を後進に譲るべきだ。
3、間違いなく衆院選からの選挙における連敗の主たる責任は森山幹事長だから潔く政界から引退するべき。衆院選では非公認候補に金をばら撒き、都議選では非公認候補を選挙後に追加公認し、消費税を守り抜く発言をし、是対多数の強権を持っていた時と同じような行動をして国民から総スカンを食らったのは間違いなく森山幹事長の采配ミス(都議選は抜きにしても)によるものだ。現世の空気が読めなくなった高齢議員は彼に限らず全員去って欲しいものだ。
4、本当に森山幹事長が辞めるのなら、石破政権はもう持ちませんね。ギリギリのところで内閣を延命させていた影の立役者が森山さんでしょうから。こうなると石破さんがどれだけ粘ろうとしても実質的には時間の問題。完全にレームダック化しますね。ただ森山さんは簡単に嘘付くからね。本当に辞めるかどうかの結果を見るまで安心出来ない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/24bac2d24234b09d126c45372feac0f60c840268,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]