事件概要：近年、日本の大学受験における「Fラン大学」の存在が議論を呼んでいる。特に「Fラン大学はなくすべき」という意見もあり、学歴社会の矛盾が浮き彫りになっている。著者のびーやま氏は、Fラン大学の教育レベルが低いと認めつつも、家庭の事情でFラン大学に進学した学生が努力し、逆転できる可能性を信じるべきだと述べている。彼は、進学先の選択肢が限られた状況にある学生たちを否定せず、彼らが努力すれば成功を収めるチャンスがあると励ましの言葉を送っている。

コメント：Fラン大学を巡る議論は、学歴社会の歪みを深く反映しています。多くの大学が実力よりも偏差値に依存する現状で、教育の質が問われるのは当然です。しかし、Fラン大学に進学する学生の中には、家庭の事情や様々な理由で選択肢が限られている場合も多く、彼らを一概に否定することはできません。この現状の背景には、学歴至上主義や、進学先選びにおける社会の無理解が影響していると言えるでしょう。問題の本質は、大学の価値基準が一面的であり、すべての学生に平等な選択肢を提供していないことにあります。具体的な解決策としては、1) 大学の教育レベルの改善、2) 多様な進路選択肢を広げる政策、3) 学歴以外の社会的評価基準の導入が求められます。今後、この問題に真剣に向き合い、変革を進めることが、学生たちの未来をより公平に切り開く道になるでしょう。

ネットからのコメント

1、Fラン大は必要ありません。必要性の観点では、記事にある限られた学生本人にしか無いでしょう。一方将来大学卒として価値のある人材を輩出する可能性は少なく、ムダな補助金や経営難になった大学の自治体による公立化も散見されます。Fラン大にムダな税金を投入するのであれば、国立大学の無償化や優秀な学生に対する給付型奨学金の拡充に使うべきだと思います。

2、この世からなくなるとか乱暴な言葉遣いは別としても進学率アップと共に乱立しすぎた大学は少子化して定員割れするような現代は統合廃止を考えてもいいかと思う。存続の為に外国人留学生や成績の悪くても入れるようなレベルの低い大学になってまで存続させる必要はないと思う。歴史のある大学はまだしも人口辺りの進学率の増えた団塊ジュニアが進学した以降にできた大学はどこまで研究機関としても教育機関としても存在価値があるのかどうか…

3、この記事の面白いところは、学力部分だけではなく通学距離の話が出ていました。確かに地方では私立と国立、公立が1校ずつで、キャンパスが遠い地域もあり、このような家庭の事情がある子がいるでしょう。

しかし人口減少社会において都市部では大学が余っています。特に理系人材は足りていないので4工大や日東駒専レベルの理系でも重宝されます。院生も多い。これらには大学という教育機関としての価値があると思います。しかしながら留学生を大量にいれないと運営できない等、利権化してしまっている大学はなくすべきです。我が国の科学技術予算は有限であり、限られたパイを国公立大学や優秀な私立大学に分配するべきです。

4、家庭事情で近所のFランクしか選択肢がない学生も確かにいる。ならば学費免除や奨学金などの経済的な救済制度を充実させるべきで、Fランクを存続させる理由はない。分数から再教育レベルの子供は中高6年間でほぼ何もしていない怠け者。それが今後4年間でバイトやサークルやりながら這い上がれるレベルなんて高1程度が関の山。そんな大学に税金から私学援助金を投じるなら東南アジアからの留学生に投資する方がメリットある。