大阪府警の警察官2人が、2024年7月15日夜に大阪市西区のレンタルオフィスで行われた職業安定法違反の家宅捜索中、捜査対象の男性3人のうち1人に対し暴行を加えた疑いで逮捕された。男性らはスマートフォンの暗証番号解除を拒否したところ、3~5人の捜査員から約30分間にわたり殴打や髪を引っ張られるなどの暴行を受けたと訴えた。府警は現場の防犯カメラ映像を基に、捜査4課所属の警部補・時長力(51)と巡査部長・阪口裕介(32)を特別公務員暴行陵虐容疑で逮捕。
他の警官の関与も調査中。
家宅捜索という公権力の行使の場で、暗証番号を拒否した被疑者に対し集団で暴行を加える――それはもはや「捜査」ではなく「暴力」だ。現場には20人以上の捜査員がいたにもかかわらず、暴行は30分以上続いたという異常な長さ。これは明らかに組織内の監視と自浄機能が破綻している証拠だ。
問題の本質は、証拠収集を口実にした権力の乱用と、それを許容する文化にある。警察組織が自己検証も外部監視も十分でないまま、個人の権利を蹂躙する現状は看過できない。
解決策として、①捜査中の全映像の常時記録と外部保存②第三者機関による警察不祥事の強制調査権の導入③現場責任者の責任明確化と懲戒基準の厳格化、が急務だ。
法を守るべき側が法を破れば、正義は地に堕ちる。力の暴走を止められなければ、市民の信頼は二度と戻らない。
今こそ、警察の本質を問うべき時である。
ネットからのコメント
1、個人的には、暗証番号を教えないなら手を出してもいいと思っています。理由は、犯人のために被害を被った人たちがいるからです。日本の司法制度は、あまりにも加害者を守りすぎていると思います。
2、2台持ちでも珍しいのに複数持ちで暗証番号も隠すなんて完全に黒でしょ!警察官も人間なんだから、舐めた態度取られたら普通に怒ると思う。過剰な暴力は抑えたほうがいいと思うけど。
3、やり過ぎた警察官はもちろんダメだけど、そもそもガサ入れを受けるような犯罪をした人がその責めを負うべきではないでしょうか?現代警察は何の罪咎を犯してない人に無茶苦茶なことはしないはずですから。問題のすり替えに見えます。
4、問題は被疑者に対しパスワードの解除を依頼するのが任意というとこでは?差し押さえされた時点で解除は強制でデータ抽出も強制にするべきだ。犯人なんだからヤバいデータがあるから、解除は拒否するわな。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6c8e51b6bd796bc95fbef0f825d833b342b94629,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]