12月29日、歌手の郷ひろみが、31日に放送される『第76回NHK紅白歌合戦』をもって紅白から卒業することを発表しました。初出場は1973年で、合計38回の出場歴を持ち、歴代7位の記録を誇ります。彼の代表曲『2億4千万の瞳―エキゾチック・ジャパン―』は紅白で10回披露されました。還暦を超えても活躍を続ける彼の卒業には多くのファンからの悲しみと労いの声が寄せられましたが、Xなどのプラットフォームでは、「功労者である郷を大トリに一度も起用しないのは不当だ」とした不満の声も上がっています。
特に今年は松田聖子の特別企画のために、元々大トリと発表されていたMrs.GREEN APPLEの存在感が薄まることからも、郷を大トリにすべきとの意見が増えているようです。

郷ひろみは、長年にわたって紅白を盛り上げ続けた存在でありながら、NHKの扱いは実に疑問が残ります。彼のキャリアと人気を鑑みると、一度も大トリを務めていないのは不公平な扱いと言わざるを得ません。視聴者を引きつけるために前半に据えられることが多かったとしても、功労者にふさわしい称賛の場が与えられないのは問題です。この背景には、番組の視聴率や話題性を重視しすぎた結果、伝統や功績を軽視する傾向があります。具体的な改善策として、第一に歴代の功労者を対象とした特別枠の設置を行い、その功績を讃える場を年に一度設けることが望ましいです。
第二に、大トリの選出において透明性を高め、どのような基準で選ばれるのかを明確に開示する必要があります。第三に、新たな世代と功労者との共演を促進し、視聴者層の拡大を図ると同時に、レガシーを受け継ぐ姿勢を示すことも大切です。それにより、番組はより一層多様性を持ち続けることができるでしょう。結局、数字や一時的な注目を追うのではなく、長年支えてきた芸術家たちへの感謝と敬意こそが本来の価値に立ち返るべきです。
ネットからのコメント
1、そう思いますよね。ヒット曲はたくさんあるのに、なぜ毎回2億4000万の瞳を歌わせられるのだろう。最大のヒット曲はこの曲ではないし、本人の意思ではないと思います。しかも若い人が担うトップバッターとか、間に芸人さんと共演したり(本人はにこにこして楽しそうですが)。毎年新曲を出して、全国ツアーもソロで武道館もやられている現役。むしろ、紅白ではGoldfinger99で最高視聴率をとったことがあったと思います。最後ならバラードを聞きたいです。言えないよ、か、私は僕がどんなに君が好きか君は知らないが好きでした。
石川さゆりさんの津軽海峡も、三山ひろしさんのけん玉も、大物歌手の周りで若いアイドルが歌うのも…なんだか。毎年同じことをさせられる歌手が気の毒に思えます。
2、郷さんはキャリアの割に威張った感じがない。謙虚なのだと思います。トイレ前から踊ろうが、大トリではなかろうが、そんなこと気にしてないでしょう。逆に大物感が出ていて尊敬しますね。
3、デビュー当時からのファンです。今年70歳になり武道館で記念ライブをして、ファンに贈る新曲としてALL MY LOVEをリリース、紅白はこの曲で大トリ!!と願ってました。毎年、毎年本当に盛り上げ役で、ひろみさんは人柄がいいのでライブでもNHKさんは好きなんだよねーこの曲って笑いながら話してますが、バラードを歌いたいと思っていたと思います。そして聖子ちゃんの特別枠、、なんかファンとして、いえ私個人の気持ちですが変な企画はしないで欲しいなと思います。
4、確かに、紅白を盛り上げていた出場38回で男性最多の郷ひろみさんに対する扱いが「雑」という印象はありました。特に、多くのヒット曲があるにも関わらず、近年はNHKが決めた「億千万、億千万」ばかりを歌うので疑問に感じていました。
郷ひろみさんは、いつまでも「郷ひろみ」を演じることを目指し、ファンを大切にし、常に、あのパフォーマンスを維持するための体力作りや健康管理など、自己管理をしっかりされていると想像できます 郷ひろみさんにとって、大トリなどの出演順云々よりも、自身のパフォーマンスを発揮するために提供された環境の中で、精一杯、「郷ひろみ」を演じて卒業をすることを望んでいるのかも知れません。 紅白を卒業しても、芸能界から引退する訳ではないので、これからも、ご活躍されることを願っています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/432445d63eda8d78b151fe7afa9094d6efa63541,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]