日本で年収1000万円を超える給与所得者は全体の6.2％にすぎず、厚生労働省や国税庁の統計データによると、最も高年収の職業は航空機操縦士で平均年収1697万1000円、続いて医師が1338万円、歯科医師が1135万5000円であることが明らかになった。このランキングは勤務医としての給与所得に基づく。高年収の職業には高い専門性が求められ、その専門性が収入に結びつく背景には、希少性や責任、資格取得の必要性がある。

長期の学習や難関資格の取得が高年収への道を開くため、これらの職業に就くには多くの時間と労力を投資する覚悟が求められる。

この調査結果から一見、専門職には高い報酬が伴うと感じられますが、その背景には長期間の学習と訓練、希少な資格の取得が不可欠である点を見過ごせません。これらの職業は確かに高年収ですが、その道のりの厳しさを考慮すると、制度の欠陥にも目を向けるべきです。日本において、専門職に付加される責任と、それに見合った報酬は必ずしも均衡しているとは言えない面があります。例えば、給与所得者全体のわずか6.2％が年収1000万円を超えるという現実は、社会の不均衡を指摘しています。また、高い専門性を求める職業が一部の人にしか開かれていないことも公平性の欠如を示唆しているのではないでしょうか。

解決策として、教育制度の改革を通じて専門的な職業へのアクセスを広げること、資格制度の透明性の向上、さらに専門職への報酬構造の見直しを提案します。高年収への道の選択は、個々の能力や環境だけでなく、社会全体が繁栄するための包括的な制度整備が重要です。

ネットからのコメント

1、いずれもワークライフバランスをとるのは難しい職種。専門性や難易度もそうだけど、この部分を削る対価としての給与の部分も大きいと感じる。パイロットや医師の一部は年末年始なんて｢なにそれ美味しいの？｣状態だろうし、開業医にしても連休は取りにくい上に、休日は学会など。歯科医も近年は競争が激化しているから今後の平均年収がこのまま推移するかは不透明かもしれない。それでも、使命感だったり、憧れだったりが勝る人でないと慣れないし継続できない職種だと思う。

2、医学部が人気だが、医者っていい職業かな？毎日、病人と高齢者しか来ないしあっちが痛いこっちが痛いの患者しかこない。器具を口からおしりから突っ込む仕事もするし、血も見ないといけない。いくら年収が高くてもいい職業ではないかも。

3、歯科医師、医師はそれなりに所得はあっても、その裏での自己研鑽と、さまざまな方に対応に、コールはあるし、なんだかんだで勤務時間長いし、大変だと思うよ。

4、親が開業医なら後を継げるから医者も良いと思うけど勤務医はコスパが悪く感じてしまう。同世代で最も頑張れる力があるのに、実質toCで過酷な医者になるなら外資や民間大手の方が稼げるしコスパが良いと思う