埼玉県上里町にある上里ゴルフ場で、30代の男性従業員が伐採中に事故で命を落としました。10月30日午前11時17分、ゴルフ場で男性が伐採作業を行っている最中に、倒れた木がフェンスの支柱とぶつかり、その間に男性の頭部が挟まれたとのことです。男性は即座に病院へと搬送されましたが、出血が酷く、意識は戻らず亡くなりました。彼はゴルフ場の整備を任されていた会社の従業員で、事故当時は一人で作業していたとされています。

警察は状況を把握するため、委託先の企業から詳しい事情を聴取しています。

この痛ましい事故は単なる作業上のミスとして片付けるべきではありません。最初に、従業員が一人で危険な伐採作業を行っていたことが問題視されます。これは安全管理の不備を如実に示しており、ただの偶然では済まされません。まず、1人作業を避ける体制の整備が求められます。次に、安全装備の充実と定期的な安全教育の実施が必要です。加えて、現場でのリスク評価を徹底し、作業前の安全確認を義務づけるべきです。この事件は、現場作業の安全体制がコスト削減に押されて軽視されている現実を物語っています。事故を防ぐためには、企業の経営陣が安全を最優先に考える文化を根付かせる必要があります。この痛ましい教訓から学ぶことで、再発を防ぎ、労働者の命を守る取り組みが急務です。

ネットからのコメント

1、造園業に勤めてたことあって、それこそゴルフ場で松の大木を伐採作業したことありますが、最低でも3人で高所作業車で余計な枝を出来るだけ切ってからロープを上部に掛けて2人が倒れる方向をコントロールして倒してました。

さすがにフェンスと木に挟まって人が亡くなるような大きさの木を一人で作業させるのは安全上するべきではない。

2、伐採作業ほどの危険作業を1人で行わさせるのはもってのほか。まさかヘルメットやチャップス着用させてなかったとか言わんだろうな。資格免許があったのかも確認する必要がある。外注委託業者は無茶させるところが多い。社名出すべきだろう。

3、一人作業は事故を起こす可能性が極めて高く、通常は二人で作業するか、現場監督をつけないとね。これ人災で会社と発注者側への管理責任が厳しく問われないといけない

4、年末にもこういう仕事に従事されている方々に感謝を。なり手がいないから一人で作業するしかないんでしょうけど、安全教育とかはちゃんとしてたのかな？私は林業の経験はありませんけど、大きな木の伐採は倒れる角度とか木の強度とかも計算して切らないといけないんでしょうから経験の浅い人だと一人は無理があるんじゃないかな。海外の衝撃映像とかでも、こういう伐採時の事故の映像がよくあるし。