ロシアのプーチン大統領は29日、アメリカのトランプ大統領との電話会談で、ウクライナがノブゴロド州の大統領公邸に無人機攻撃を仕掛けたと主張しました。和平交渉の立場を見直すとするこの発言は、プーチン氏がトランプ氏仲介の和平プロセスで主導権を強める意図とされます。しかし、攻撃の真偽は未確認で、ウクライナ側は否定しています。先月までの和平案ではウクライナ東部ドンバス地方のロシアへの割譲が含まれていましたが、最近の協議で修正され、非武装の自由経済区案が示されました。
プーチン氏は合意事項の再検討や武力行使も示唆しているため、和平プロセスへの影響は不透明です。

この事件は、交渉の複雑さが露呈した一例です。まず、攻撃の真偽に関する情報を公開しないことは利己的で、問題解決に必要な透明性が欠如しています。プーチン大統領の強硬な態度は、和平交渉を政治ゲームに変え、平和構築への信頼を破壊しています。これにより不必要な緊張が増し、地域の安定が脅かされます。解決策として、国際的監視団による客観的調査、交渉プロセスの透明性確保、双方合意の持続的監視が不可欠です。また、国際社会の圧力を利用し、公正な交渉再開を求めるべきです。これらの取り組みにより、真の平和が訪れる可能性が高まるでしょう。プーチン氏の動きは単なる権力闘争であり、実際の平和に向けた進展が求められます。
ネットからのコメント
1、プーチンは、トランプが自分に親近感を持っており、かつ、功を焦っているのを見て、ロシアに有利な交渉、すなわち、領土割譲に持ち込もうとしている。それでは攻め込んだもの勝ちとなり、プーチンはさらにウクライナ全土やバルト三国に侵攻してくるだろう。ゼレンスキー氏はトランプの言うことを聞いてはいけない。ロシアの脅威を直接受けるヨーロッパ諸国に働きかけ、大規模な経済制裁を科してもらい、それに基づいた交渉を進めるべきである。
2、ロシアがウクライナの一般国民を攻撃している事に比べればプーチン公邸への攻撃はまっとうな対応と言える。ウクライナはむしろもっとプーチン公邸やクレムリンへの攻撃を強めるべきと思う。
3、電話会談でプーチンがこの点をトランプに伝えたところ、「その怒りはよくわかる」と同情したとのことです。一方、ノブゴロド州現地での独立系メディアの取材では、住人は「攻撃や防御などは特になかった」と証言しているとのことです。ウクライナも全面否定していますので、おそらくプーチンは、トランプの同情を引き、交渉を有利に進めるために嘘を言ったのでしょう。
一方で毎日のようにロシアはウクライナ市街地を無差別爆撃し、市民に犠牲が発生しています。無実の市民を平気で手にかけける一方で、自分の公邸が攻撃されたと平気で嘘をつく、そのような人間がロシアのトップだということです。
4、タイミングから見ても首脳会談でウクライナ側に有利な条件をアメリカが呑まないようにするため、和平の機運を壊そうとしているのはロシアではなくあくまでもウクライナ側だという印象操作のために主張している。平和の立役者という役柄を望むトランプ大統領にとって、その平和を破壊しようとする行動は自身に対する裏切り行為とみなし決して良い顔をしなくなるだろうという思惑があるのではないか。現にトランプ大統領は公邸攻撃の主張を受け怒りを表明した。だが実際のところ公邸どころかキーウの一般住宅にドローン攻撃を仕掛けているロシアの行動こそ最大の裏切り行為ではないかと思うが…
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b222a281ffb7aeb48ecebc4df8bb3c11fdd81c71,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]