深夜にiOS 26.2へのアップデートを行った際、iPhoneが動かなくなる事態が発生した。アップルマーク表示のままフリーズし、再起動や強制再起動も効果がない。この状況により、翌日の取材や会議へのアクセスが大幅に制限された。eSIMによる電話番号の移動が不可能で、物理SIMがある場合には予備の端末で対応が可能だったが、eSIM導入による一端の欠点を浮かび上がらせた。

筆者は様々な方法で復旧を試みたものの、翌朝Appleサポートに電話し、最終的にはApple Storeのジーニアスバーで対応してもらうことになり、無事復旧することができた。この経験から、アップデート時のリスクについて考えさせられる結果となった。

この状況は、ますます私たちがスマートフォンやデジタル技術に依存する時代の脆さを示しています。日常生活からビジネスまで、デジタルデバイスの依存度が高い現在、このようなデバイスの故障は一人ひとりに大きな影響を及ぼします。今回の件を通じ、eSIMの利便性についても改めて考慮が必要です。ですが、問題の本質は依然として、デジタル機器に頼り切る現代社会のリスク管理にあるかもしれません。対応策として考えられるのは、まずアップデートの際には十分なストレージと充電の確認を行うこと、二つ目に予備の物理SIMを使える端末を用意すること、そして三つ目としてバックアップを常に取っておくことです。

これらの対策は個人の安心感を確保し、デジタル化社会を健全に過ごすための基本です。現代の技術が私たちの生活を豊かにする一方、脆さも伴っていることを忘れず、適切なリスク管理を行うことが大切です。

ネットからのコメント

1、なるほど、が2つ。ひとつ、iOSアップデートで文鎮化、いまだに起きるリスクがあること。iOSはOSの安定化にもっと注力しないと、ユーザーを失うだろう。この記事の人は詳しい方の人でも、手に負えなくなってアップルのジーニアスバー実店舗にいかねばならない。パソコンを持たない、予備スマホも持たないユーザーは、ジーニアスバーのオンライン予約さえ取る手段はないし、そもそもジーニアスバーって何？なユーザも多いはず。文鎮化、アップルマークから進まない絶望。以後は母艦PCにバックアップしてからアップデートが習慣に。面倒くさかったです。友人はiPhoneの母艦にする為に最も相性がよいと言われたMacBookを買ってました。ふたつ、eSimのリスク。文鎮化したらeSimは再発行が必要になる。お金と手間。バックアップ機種に抜き差しで電話番号とSMSが復帰できる物理simのほうが安心。

2、二段階認証やSMSといった電話番号と紐付く認証要素をあちこちのサービスで多用しているとこういう時にはそれも使えなくなるというのは怖い。eSIMは便利だけど、こういうリスクが有るというのは知っておいた方が良いですね。

3、ちなみに物理シムがなくなったことにより、落としものとして拾われてもSIMカードがないので警察ではSIMカードの番号から携帯事業者に契約者の照会ができないそうです。だから拾われても落とした人に連絡がいくことはないそうです。

4、確かに壊れることが基本的にはないことを前提に仕事、プライベートに必要なものの多くをPhoneに依存しているもんな。最低限のリスクヘッジは必要だけどデュアルSIMではなく別端末でサブ回線を持つってのが手間とコストを考えると最適解なのかも。現状は別端末、別回線が必要な環境なのでその状態ではあるが万が一のことが起こればかなりのストレスに晒されることだけは間違いない。