フィンランドにおいて、今年度のミス・フィンランドに選ばれたサラ・ザフチェさんがSNSで人種差別的な「つり目ポーズ」を投稿し、これが炎上の発端となりました。彼女は「中国人と食事中」とキャプションを付けて写真を公開し、社会批判を受け、ついにはミス・フィンランドの称号を剥奪されます。しかし、一部のフィンランド政治家はこの剥奪を過度と指摘、さらに自らも同様の差別的ポーズをSNSに投稿する行動に出るなど、騒動を激化させました。

この事件により、欧州における深刻なアジア人差別の実態が浮き彫りになり、フィンランド首相が謝罪に追い込まれる事態となりました。

差別的なつり目ポーズを公然と行ったフィンランドの政治家たちの行動は、ヨーロッパに根強く残るアジア人蔑視の象徴と言える。この異常な振る舞いに対して、社会と政界が未だに明確な対処法を持てていないことは憂慮すべき問題だ。アジア人差別がタブーと認識されないのは制度と社会意識の大きな欠陥が背景にある。まず、政治家や公人が人種差別発言をすることへの厳しい法的規制が必要である。また、教育制度において、国際理解を深めるプログラムの強化も求められる。さらに、SNSの社会的責任を問う法律の整備も急務だろう。異文化共生を重んじるべき現代において、人種差別に資する行為は即時撤廃されなければならない。

この事件は、今後の国際社会の持続可能性や共生を考える上で重要な教訓を示している。社会はこの状況に一刻も早く対応し、倫理的で包容力のある価値観を築く責務を負っている。

ネットからのコメント

1、北欧フィンランドってムーミン、オーロラ、サンタクロース＆トナカイ、サウナと何となくイメージ良かったんだけどな。一部の人なんだろうけどこうなると個人的にフィンランドのイメージが下がったのは否めない。この世から差別が無くなることは無いし、白人が有色人種に対して差別意識が有るのは間違いないけど、有色人種が差別しないかと言えばそんなこと無いけど、わざわざ口やポーズに出して争いを生み出すような事をする必要は無いのにね。

2、記事の後半に書いてあるとおり「黙認したら受け入れたと思われるのて抗議する必要がある」んだよ。フィンランド側は「東アジア系への差別を黙認する国家と思われないため」に、件のポーズをネットに上げた公人たちの行動を否定しなきゃいけない。日本側は「差別される側になることを受け入れないという抵抗の意思表示をするため」に抗議する必要がある。

黙認したらエスカレートする可能性があるからね。

3、かなり前ですが、日本の航空会社がCMで東洋人が白人の真似をしてあからさまに鼻を高くした姿をしたら「差別だ」ということですぐにCMが打ち切られたといったことがあった記憶があります。日本人からは鼻が高いのが羨ましいと思うのが一般的で、欧米人のように鼻が高くなりたいと思ってる人もいるのではないでしょうか。でもそれは相手からすると「差別された」と思うこともあるようです。今回の件とは少しベクトルが違うかもしれませんが、相手がイヤだと言うことはやらない方が良いですね。容姿いじりが難しい時代です。

4、アジア系全土を見下しているのだからアジア内で差別対象を議論しても意味が無いですそれに一般人がやっているのならまだしも国民に選ばれた国会議員でそれも連立与党の議員が後乗りでわざとやっているわけですから単なる個々人の炎上騒動とは全く異なる海外の差別意識の強さが現れた事例化と思いますね